2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 物理学専攻
設置情報
科目名 | プラズマ物理学特論Ⅱ | ||
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設置学科 | 物理学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 浅井 朋彦 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 水曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L31B L36B |
クラス |
概要
学修到達目標 | 主として,核融合炉心を目指した磁場閉じ込めプラズ、プロセス用プラズマ、また電気推進などにおける、プラズマ中の種々の物理現象について解説する。また、これらのプラズマに対する実験によるアプローチや理論的な記述方法について理解することを目指す。 |
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授業形態及び 授業方法 |
プロジェクタおよび板書を併用した講義形式で実施する。適宜,理解度確認のための課題を実施し,評価の対象とする。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
物理学科卒業程度の知識およびプラズマ物理学特論Iで解説された内容を理解していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | プラズマ物理学特論Iの内容を踏まえ、この講義で扱うプラズマのパラメータ領域とその特性や応用について概観する |
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第2回 | 核融合反応,熱核融合とは?,制御熱核融合研究の歴史 |
第3回 | プラズマ物理学における核融合炉心プラズマの位置づけ |
第4回 | トーラス型閉じ込め方式における不安定性と制御 |
第5回 | 解放端系磁場閉じ込め方式 |
第6回 | 制御熱核融合研究の現状と今後の展望 |
第7回 | 課題の解答とまとめ |
第8回 | プラズマプロセスの基礎 |
第9回 | イオン・フリーラディカルの生成,プラズマによる化学プロセス |
第10回 | プラズマと生体の相互作用(プラズマの医療応用) |
第11回 | 課題の解答とまとめ |
第12回 | 電気推進機とプラズマ |
第13回 | プラズマの宇宙利用 |
第14回 | 核融合推進の現状と展望 |
第15回 | 課題の解答とまとめ |
その他
教科書 |
特に教科書は指定しないが,自分にあった参考書を用いて予習・復習を行うことを推奨する。必要な資料は適宜配布する。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
高村秀一 『プラズマ理工学入門』 森北出版株式会社 1997年 第1版
狐崎晶雄、吉川庄一 『核融合への挑戦』 ブルーバックス 講談社 2004年 第1版
宮本健郎 『プラズマ物理・核融合』 東京大学出版会 2004年
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成績評価の方法 及び基準 |
授業内で行う課題と定期試験で評価を行う。 |
質問への対応 | 授業内およびメールなどで随時対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
7号館721C室、メールアドレスは授業中に指示する |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 12:10 ~ 13:20
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学生への メッセージ |