都市財政論Ⅰ (N55A)

学修到達目標	１．都市財政の仕組みを理解できる。２．都市財政と都市問題についての関心と理解を深める。３．地方財政の仕組み、地方分権の課題、独自財源の確保、自治体営企業の経営などについて説明・討議できる。
授業形態及び授業方法	１．パワーポイントと配布資料を用いて講述する。２．受講者は研究レポートを作成し、授業の中でその成果を発表、討議する。
準備学習（予習・復習等）の内容・受講のための予備知識	シラバスの内容を確認の上、講義に臨むとともに、レジュメの内容を整理・復習すること

第1回	講義の進め方都市財政の基礎知識－都市財政に必要な財政・経済の仕組みについて
第2回	都市の行財政－地方自治体の役割について
第3回	大きな政府と小さな政府－財政支出の規模について
第4回	都市財政の構造（歳入編）その１　－都市財政における財源について
第5回	都市財政の構造（歳入編）その２　－不動産・社会資本・環境に関する地方税について
第6回	都市財政の構造（歳出編）－義務的経費、投資的経費、公共事業費の配分について
第7回	都市財政の歳入・歳出－歳入と歳出の現状／社会資本の老朽化問題について
第8回	都市の水道事業－水道事業の現状と今後の課題について
第9回	都市の下水道事業－下水道事業の現状と今後の課題について
第10回	都市財政におけるＮＰＯの役割－地方自治体とＮＰＯの関係、ＮＰＯの役割について
第11回	地方分権－地方分権と自治体経営改革について
第12回	地域振興の都市財政－地方創成や商店街の振興策について
第13回	都市問題と都市財政の政策的な役割１－文化財保護策・観光振興策について
第14回	都市問題と都市財政の政策的な役割２－環境保護・交通渋滞緩和策について
第15回	研究発表と議論－受講者の研究発表とその質疑

教科書	教科書に代えて、配布資料を用いる。
参考資料コメント及び資料（技術論文等）	必要に応じて、授業の中で指示する。
成績評価の方法及び基準	１．授業への積極参加、研究レポートの内容、研究発表を総合的に勘案して評価する。ただし、レホートの提出は、単位認定の必須要件とする。２．評価基準については、日本大学大学院理工学研究科の評価基準に準拠する。
質問への対応	随時質問を受け付ける、メールでも可。
研究室又は連絡先	pckdq288@yahoo.co.jp
オフィスアワー	金曜駿河台 16:10 ～ 16:40 講師控室　授業終了後でも可
学生へのメッセージ	都市財政や都市経営、都市経済に関心を持つ学生の受講を歓迎します。

2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 不動産科学専攻