2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 医療・福祉工学専攻
設置情報
科目名 | 機能解剖学特論 | ||
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設置学科 | 医療・福祉工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 依田 光正 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜5 月曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | P15A P16A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 解剖学という人体の構造的知識や知見を背景に,それぞれの器官が有機的なつながりをもっ てどのように機能するのかを筋骨格系を主題として学ぶ.本科目では,人体機能における運動発現において障害となりうる損傷および正常からの偏位がどのように障がいさせるかなどについても学習をおこなう方針である. |
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授業形態及び 授業方法 |
本授業においては,人間の筋骨格系の機能解剖を取り上げ,本分野を専門に著した教科書を ベースとして主に体幹と上肢を対象に授業を進める形態をとる.よって,授業方法は資料提示による講義形式で行う. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
テキストにおいて次回におこなう内容に相当する部分を確認の上で授業に臨むこと. |
授業計画
第1回 | 機能解剖学の概要:機能解剖学の位置づけと本特論で取り上げる内容の導入. |
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第2回 | 神経筋骨格系の機能Ⅰ:ヒトの神経筋骨格系の重要な基本機能について講義する. |
第3回 | 神経筋骨格系の機能Ⅱ:ヒトの神経筋骨格系のミクロ的視点での機能について講義する. |
第4回 | 脊柱の構造:ヒトの脊柱の構造について骨格を中心に講義する. |
第5回 | 脊柱の機能:ヒトの脊柱の機能について筋や神経系を中心に講義する. |
第6回 | 頸椎の構造:ヒトの頸椎の構造について骨格を中心に講義する. |
第7回 | 頸椎の機能:ヒトの頸椎の機能について筋や神経系を中心に講義する. |
第8回 | 肩の構造:ヒトの肩の構造について骨格を中心に講義する. |
第9回 | 肩の機能:ヒトの肩の機能について筋や神経系を中心に講義する. |
第10回 | 肘の機能:ヒトの肘の機能について筋や神経系を中心に講義する. |
第11回 | 手関節の構造:ヒトの手関節の構造について骨格を中心に講義する. |
第12回 | 手関節の機能:ヒトの手関節の機能について筋や神経系を中心に講義する. |
第13回 | 手,手指の構造・機能:ヒトの手,手指の構造について骨格・神経系を中心に講義する. |
第14回 | その他器官との関連:取り上げた器官とそのほかの器官とのかかわりについて俯瞰する. |
第15回 | まとめ |
その他
教科書 |
Rene Cailliet 著, 荻島 秀男 訳著 『運動器の機能解剖』 医歯薬出版社 2000年 第1版
対象分野に対して広範かつ専門的な記述されているなかから,講義に際して重要点を中心に
用いる.
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
横地千仭,J.W.ROHEN,E.L.WEINREB 『カラーアトラス 人体 解剖と機能』 医学書院 1991年 第3版
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート(100%). |
質問への対応 | 授業中および理工学研究科医療・福祉工学専攻内研究室にて. |
研究室又は 連絡先 |
理工学研究科医療・福祉工学専攻内研究室. |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 15:40 ~ 16:40
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学生への メッセージ |
人体の構造・運動機能の知識を積極的に吸収しようとする姿勢を有する受講者ならびに受講者自身の専門もしくは研究分野において人体の構造・運動機能の知識を強く必要としている受講者が望まれる. |