2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 医療・福祉工学専攻
設置情報
科目名 | 安全設計工学特論 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 医療・福祉工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 青木 義男 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | P15B |
クラス |
概要
学修到達目標 | 機械システムを主とした身の回りの製品を設計する際に重要となる、「安全性・信頼性向上」のための基本的な考え方や様々な技術について解説し、具体的な設計事例の提示によって安全設計のための基礎を習得することを目的とする |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
事前に作成した授業用参考資料を用い、昇降機、建築工作物、自動車、建設機械などの安全設計事例とその改良点などについてディスカッション方式を取り入れた授業を行う |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
機構学、機械力学、計測工学や信号処理の基礎を習得していること |
授業計画
第1回 | 安全設計の基礎Ⅰ -構造信頼性を支える三本柱- |
---|---|
第2回 | 安全設計の基礎Ⅱ -信頼性工学の基礎- |
第3回 | 安全設計の基礎Ⅲ -信頼性向上のための設計時の方策- |
第4回 | 安全設計の基礎Ⅳ -保守保全による信頼性向上- |
第5回 | 安全設計の基礎Ⅴ -運行管理と利用者教育における安全性向上- |
第6回 | 機械システムの安全設計Ⅰ -昇降機の安全設計例- |
第7回 | 機械システムの安全設計Ⅱ -遊戯機械の安全設計例- |
第8回 | 機械システムの安全設計Ⅲ -疲労寿命と異常磨耗、環境負荷の影響- |
第9回 | 機械システムの安全設計Ⅳ -安全解析手法、FEMAなど- |
第10回 | 予見保全と構造健全性監視Ⅰ -構造健全性監視・診断のためのセンサデバイス- |
第11回 | 構造健全性監視Ⅱ -システム同定、センサ最適配置- |
第12回 | 構造健全性監視Ⅲ -信号処理と認知判断技術- |
第13回 | 機械システムのリスクアセスメント事例と考え方 |
第14回 | 機械システムのリスクアセスメントの方法と手順例 |
第15回 | ISOリスクアセスメントと機械システム安全解析手法の事例 |
その他
教科書 | |
---|---|
参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
轟 章、青木義男 他 『日本機械学会「構造ヘルスモニタリング」講習会資料』 (社)日本機械学会 2005年 第1版
山本鎮男 『ヘルスモニタリング』 機械・プラント・建築・土木構造・医療の健全性監視 共立出版 2000年
|
成績評価の方法 及び基準 |
授業の課題レポートとリスクアセスメント事例発表の結果から、総合的に評価する |
質問への対応 | オフィスアワーまたは電子メールでの連絡に対して対応する |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎7号館2階728室 TEL: 047-469-5244, FAX: 047-467-9504 E-mail: aoki.yoshio@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 18:10 ~ 20:00
|
学生への メッセージ |
製造業や設計業務で必須となる安全と信頼性を確保するための基本的な考え方やリスクアセスメントの原則を身につけて欲しい |