2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 医療・福祉工学専攻
設置情報
科目名 | 人間工学特論 | ||
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設置学科 | 医療・福祉工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 青木 和夫 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | P33A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 人間と機械,環境の関係について理解し,人間の特性にあった機械や人工環境の設計を行える専門的知識と技法を修得する. |
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授業形態及び 授業方法 |
講義と課題に関する発表 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
日常生活の中で,いろいろな物やシステムの使いやすさや安全性などを考えておくこと. |
授業計画
第1回 | 人間工学概論1:人間工学の歴史について解説する |
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第2回 | 人間工学概論2:人間工学の基本概念である人間-機械系について解説する |
第3回 | 視覚と照明:人間の視覚と環境照度の関係について解説し,人間の見やすい環境のつくり方を学ぶ |
第4回 | VDT作業:コンピュータを用いた作業の健康障害とその予防方法について学ぶ |
第5回 | 聴覚と騒音・振動:人間の聴覚と振動感覚について解説し,人間の聞きやすい音環境や,不快な振動を防止する方法を考える |
第6回 | 感覚・知覚の特性:人間の感覚を定量化する方法と精神物理学について学ぶ |
第7回 | 人体のサイズと生体計測:人体のサイズの測定と,人体の大きさに合わせた物や環境の設計について学ぶ |
第8回 | 人間の動作と操作具の設計:人間の動作の特徴について解説し,人間が操作しやすい機器や動きやすい環境を学ぶ |
第9回 | 作業と疲労:人間は疲労によって作業能率が低下することを解説し,疲労の少ない物や環境の設計について学ぶ |
第10回 | 人間工学のISO/JIS規格:ISOやJISには人間工学に関する規格が多く制定されていることを解説し,その使い方について学ぶ |
第11回 | 安全性の解析と対策:人間がエラーを起こしやすい存在であることを解説し,事故を予防するための方法について学ぶ |
第12回 | 課題発表1:身近にある物やシステムについて,危険であったり,使いにくいなど問題点を挙げ,その対策を述べる |
第13回 | 課題発表2:身近にある物やシステムについて,危険であったり,使いにくいなど問題点を挙げ,その対策を述べる |
第14回 | 課題発表3:身近にある物やシステムについて,危険であったり,使いにくいなど問題点を挙げ,その対策を述べる |
第15回 | 課題発表4:身近にある物やシステムについて,危険であったり,使いにくいなど問題点を挙げ,その対策を述べる |
その他
教科書 | |
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
J. Dul and B. Weerdmeester, Ergonomics for beginers, Tailor & Francis, 2008, 3 edition
国際労働事務局(ILO)編集 『人間工学チェックポイント』 (財)労働科学研究所出版部 1998年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
講義中の課題発表とそのレポートを評価する. |
質問への対応 | オフィスアワー,e-mail |
研究室又は 連絡先 |
kazu@medwel.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 16:30 ~ 18:00
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学生への メッセージ |
人間にとって使いやすい物やシステムを設計しましょう. |