2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 医療・福祉工学専攻
設置情報
科目名 |
快適工学特論
快適科学と人間生活
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設置学科 | 医療・福祉工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 堀田 健治 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | P44A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 快適性とは何か、快適かどうかをどのようにしたら調べることができるのかについて、環境刺激に対する反応を心理面と生理面から計測、評価する方法について学ぶ。さらに性格や、適正など個人差を考慮した分析方法についても学ぶ。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業ごとに配布物とパワーポイントにより、授業を進め、ディスカッションを多くした、出席型より参加型の授業としたい。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
環境計画や人間工学、生理人類学に関する知識が有れば授業に入りやすい。 |
授業計画
第1回 | ものづくりにおける感性と悟性、感性の科学について |
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第2回 | 快適、快適性とは何か:(その1):快適性の研究の歴史と快適に対する捉え方、考え方の変遷、快適性工学、生理人類学、物質と精神、快適性とアメニティ |
第3回 | 快適性とは何か:(その2)ゆらぎ現象と快適性 |
第4回 | 生理的評価方法 人体生理と生体リズム、神経系 |
第5回 | 生体機能の計り方、何を計るのか |
第6回 | 感覚生理学: 感覚の基本特性、順応、視覚、聴覚、臭覚、味覚、皮膚感覚 |
第7回 | 生理解析手法:生体電気、心電図、筋電図、脳波、眼球電図 |
第8回 | 快適性評価方法:快適性評価と自律神経活動、自律神経活動評価指標 |
第9回 | 計測の実際(授業中心拍と脳波を計ってみる)その1 |
第10回 | 主観的評価方法: その1 多変量解析による心理解析の方法(因子解析、コレスポンデンス解析、その他) |
第11回 | 主観的評価方法: その2 各種手法の手順と解析 |
第12回 | 主観的評価方法: その3 各種手法の手順と解析 |
第13回 | 個人差にこだわる: その1 性格と反応、 性格調査 |
第14回 | 個人差にこだわる: その2 解析結果と評価方法 |
第15回 | 生活環境と刺激、快適性の課題における刺激のデザイン |
その他
教科書 |
教科書は特にない、授業時毎に資料を配布
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
長町三生 『快適科学』 快適科学 海文堂出版 1992年 第1版
大山 正 『実験心理学』 実験心理学 東京 1993年 第5版
他の参考書は授業中に紹介
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成績評価の方法 及び基準 |
出席を考慮 解題とレポート 上記の成績による。 |
質問への対応 | 研究室に直接来る(船橋校舎)、授業中又はメールで受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
hotta@ocean.cst.nihon-u.ac.jp、hotta.kenji@nihon-u.ac.jp 研究室13号館 4階 1344 |
オフィスアワー |
火曜 船橋 10:00 ~ 17:00
水曜 船橋 10:00 ~ 18:00
木曜 船橋 09:30 ~ 18:00
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学生への メッセージ |
自分の研究に心理や生理解析から得た情報や結果を使いたいと思っている学生歓迎。具体的解析については希望者に授業後船橋校舎で講習会を開催、解決したい課題を持っている学生歓迎。 |