2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 情報科学専攻
設置情報
科目名 | 情報伝送工学特論 | ||
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設置学科 | 情報科学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 細野 裕行 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜5 月曜6 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | Q15A Q16A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 情報伝送技術に不可欠なラプラス変換を中心とした理論解析について,学生自身が使いこなせる実知識の基本となる理論の会得を目標とする. |
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授業形態及び 授業方法 |
フーリエ変換の基礎知識の復習に加えて,数値計算ソフトを用いた実習を行いながら,ラプラス変換,スペクトル分析等の実利用分野を解説する. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
特に無し |
授業計画
第1回 | 参考書の提示.フーリエ変換の復習. 例題を含むフーリエ変換の基礎を復習する. |
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第2回 | 伝送システムについて 電気回路系,電磁波系,音響系など一般的な線形システムについて,例をあげ説明する. |
第3回 | 複素周波数について 複素周波数を用いた回路網の電圧および電流. |
第4回 | ラプラス変換の復習. 例題を含むラプラス変換の基礎を復習する. |
第5回 | 受動線形回路網の回路素子 抵抗(R),キャパシタンス(C),インダクタンス(L),理想変成器(IT),理想ジャイレータ(IG),理想線路(IL) |
第6回 | エネルギー有界な伝送系の公理 情報通信のためのフィルタの設計に重要な入力と出力の基本的な性質をまとめた公理系Aに従うエネルギー有界な伝送系の性質. |
第7回 | 公理系Aから導かれる定理 ステップ応答,因果性と有界性,ステップ応答の性質 |
第8回 | 伝達関数 簡単な電気回路における時間領域での入力-出力比と複素周波数領域での入力-出力比の比較 |
第9回 | エネルギー有界な伝送系の伝達関数とラプラス変換 |
第10回 | エネルギー有界な伝送系の性質と有界実関数およびその判定 |
第11回 | エネルギー有界な伝送系と1ポートの関係,正実関数 |
第12回 | 数値逆ラプラス変換(FILT法) |
第13回 | 解析実習 FILT法をプログラミングし回路の過渡解析を行う. |
第14回 | 伝送回路の設計Ⅰ 理想低域フィルタ |
第15回 | 伝送回路の設計Ⅱ Butterworth低域フィルタ |
その他
教科書 |
『線形ブラックボックスの基礎』 細野敏夫 コロナ社 1980年
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
細野敏夫 『情報工学の基礎』 コロナ社 1994年 第20版
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成績評価の方法 及び基準 |
課題・レポートを総合評価 |
質問への対応 | オフィスアワーを軸に常時対応 |
研究室又は 連絡先 |
4号館1階411室 hhosono@ecs.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 船橋 17:00 ~ 18:00
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学生への メッセージ |