2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 情報科学専攻
設置情報
科目名 | 符号理論特論 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 情報科学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 泉・涌井 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | Q15B |
クラス |
概要
学修到達目標 | 符号理論の基礎として、ガロア体における線形代数に基づく線形符号の理論を述べる。具体的には、巡回符号、BCH符号、リードソロモン符号などを取り上げるが、時間に余裕があればこれ以外の符号についても触れる。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
インタラクティブな講義形式。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
特になし。 |
授業計画
第1回 | 符号の目的と種類、講義概要 |
---|---|
第2回 | 符号の概要:通信路の性質と、通信路において発生する符号誤りの種類。 |
第3回 | 誤り検出と誤り訂正:符号誤りの検出、訂正の原理、符号の幾何学的表現と単一誤り訂正符号の考え方。 |
第4回 | 判定法と誤り率:符号の誤り率、誤り判定法の例。 |
第5回 | 線形符号:線形符号の定義、標準形、2元線形符号。 |
第6回 | 線形ベクトル空間と群符号:線形符号と線形ベクトル空間、群としての線形符号の性質。群の剰余類展開と誤り訂正符号。 |
第7回 | 非2元線形符号:非2元線形符号とその用途、数学的取り扱いの準備。 |
第8回 | ガロア体:ガロア体の定義とその表現。 |
第9回 | ガロア体の演算:ガロア体上の多項式と、シフトレジスタ回路による演算。 |
第10回 | 符号の限界式:符号の限界式の意味と、各種の限界式。 |
第11回 | 巡回符号:巡回符号の定義と符号の多項式表現、巡回符号の性質。 |
第12回 | 巡回符号の生成と誤り訂正:巡回符号の符号化回路、復号回路と、誤り訂正の方法。 |
第13回 | BCH符号:BCH符号の性質と復号法。 |
第14回 | 総合演習及び解説 |
第15回 | 総合演習及び解説 |
その他
教科書 | |
---|---|
参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
|
成績評価の方法 及び基準 |
試験(またはレポート)の他,演習・宿題等を勘案する。 |
質問への対応 | 随時 |
研究室又は 連絡先 |
泉(船橋校舎2号館235号室) |
オフィスアワー |
水曜 船橋 12:30 ~ 13:00
|
学生への メッセージ |