2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 情報科学専攻
設置情報
科目名 | 制御システム基礎論 | ||
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設置学科 | 情報科学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 川西(利)・新宮 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | Q24A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 制御システムは現代科学を支える重要な学問である。本講義では、制御の基礎事項から設計理論さらに制御機器まで学習する。具体的には、制御理論の基礎・状態概念・時間領域・状態空間の解析・安定性・可制御性・応答設計システム制御・制御機器などである。さらに知的制御の内、特にファジィ制御についてシェル構造を例題として取り上げ詳しく学習する。具体的には、ファジィ理論の略史・ファジィ集合・ファジィ推論・制御規則・シェル構造物のファジィ振動制御等である。 |
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授業形態及び 授業方法 |
教科書及び資料、OHP等を使用して行う。本講義は例年多方面・異分野からの受講者があるので、質問を随時受けながら授業を進める。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
特になし。 本科目を受講するものは、なるべく「計算力学」も併せて受講することが望ましい。 |
授業計画
第1回 | システム制御理論の成立、範囲及び講義計画、課題を述べる。 |
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第2回 | システム制御理論の基礎1:物理モデル、位相空間について |
第3回 | システム制御理論の基礎2:システムの記述、解法について |
第4回 | システムの最適化法:最適化、線形計画法、動的計画法の概要を伝える。 |
第5回 | システム待ち行列理論:客到着とサービス、窓口複数、シミュレーション |
第6回 | システムの信頼性:システムの信頼性、保全性、安全性について |
第7回 | 動的モデル解析:モデル解析手順、伝播モデル、生態系モデル、中間課題発表 |
第8回 | ファジィ理論の基礎1 ファジィ理論の略史、曖昧の様相、ファジィとは |
第9回 | ファジィ理論の基礎2 ファジィ集合、ファジィ推論、制御規則、ファジィ制御の応用例 |
第10回 | シェル構造物の静的問題 シェル構造とその基礎方程式、変形・応力 |
第11回 | シェル構造物の固有振動問題 シェル構造の固有振動モード・固有振動数 |
第12回 | シェル構造物の動的応答問題 地震力を受けるシェル構造の応答(変形・応力) |
第13回 | シェル構造物の振動制御1 地震力を受けるシェル構造のファジィ振動制御 |
第14回 | シェル構造物の振動制御2 地震力を受ける免震シェル構造のファジィ振動制御、課題説明 |
第15回 | 課題提出と解説、質疑応答。 |
その他
教科書 |
森 泰親 『わかりやすい現代制御理論』 森北出版 2013年 第1版
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
日本建築学会 『シェル・単層ラチス構造の振動解析』 丸善 1993年 第1版
日本ファジィ学会 『ファジィとソフトコンピューティングハンドブック』 共立出版 2000年 第1版
日本建築学会 『知的システムによる建築・都市の創造』 技報堂出版 1998年 第1版
日本建築学会 『実践 やさしくわかる建築・都市・環境のためのソフトコンピューティング』 丸善 2009年 第1版
日本建築学会 『建築・都市・環境デザインの ためのモデリングと最適化技術』 丸善 2015年 第1版
上記の参考書の他、講義時に紹介する。多くの資料を配付予定。
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成績評価の方法 及び基準 |
毎回の受講状況(質疑応答を含む)、レポート(レポートに対する質疑応答を含む)・発表 |
質問への対応 | 随時行う。 e-mailも可であるがなるべく面談で行う。 |
研究室又は 連絡先 |
新宮清志 (名誉教授、非常勤講師。海洋建築工学科近藤典夫研究室、船橋校舎13号館5階) e-mail :kshingu@ocean.cst.nihon-u.ac.jp 及び kishingu@plus.ne.jp 電話: 047-469-5423 川西利昌(名誉教授、非常勤講師。海洋建築工学科大塚研究室、船橋校舎13号館3階) e-mail : kawanisi@ocean.cst.nihon-u.ac.jp 電話: 047-469-5421 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
情報科学専攻以外の院生・学生も歓迎。 本科目を受講するものは、なるべく「計算力学」も併せて受講することが望ましい。 |