2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 情報科学専攻
設置情報
科目名 | 情報論 | ||
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設置学科 | 情報科学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 武内 惇 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | Q62A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 多くの小さな構成要素(エージェント)によって、知識を作り上げていく仕組みをミンスキー著の「心の社会」にて学ぶ。周りの状況を察知して多くのエージェントが協力して考え、未知の事象に対して適切に対応することができる知的システムの情報と情報の操作法を考える基礎を学習する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義ならびにゼミ形式により授業を進める。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
①準備学習の内容:事前に教科書を読み疑問点を明らかにしておくこと ②予備知識:教科書で説明されていることについての自分の体験を整理しておくこと |
授業計画
第1回 | 心の社会:心のエージェント、心と脳、心の社会、積木の世界等 |
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第2回 | 全体と部分:要素と接続、部分と全体、穴と部分 |
第3回 | 争いと妥協:争い、妥協、階層と非階層、破壊すること |
第4回 | 自己:自己とは、たましい、保守的な自己、自分をコントロールすること |
第5回 | 個性:個人のアイデンティティ、ファッションとスタイル、性格的特徴 |
第6回 | 洞察と内省1:意識、思考実験、B-脳、思考の凍結 |
第7回 | 洞察と内省2:因果的いま、思考泣き思考、心から作られた世界 |
第8回 | 問題と目標:パズルの原理、問題解決、学習と記憶、責任の局在、差分エンジン |
第9回 | 記憶の理論1:K-ライン(記憶の理論)、心の状態と性格的特徴、心の部分的状態 |
第10回 | 記憶の理論2:レベル帯、周縁、記憶たちの社会、知識の木、社会たちの層 |
第11回 | 要約すること:欲することを好むこと、勝手な手直し、失敗からの学習 |
第12回 | パパートの原理:ピアジェの実験、量の推定、優先順位、概念の概念、教育と発達 |
第13回 | 意味の学習1:ユニフレーム、構造と機能、構造の機能、蓄積の方法 |
第14回 | 意味の学習2:不統一性の問題、例外原理、原因の働き、意味の定義 |
第15回 | 平常試験およびその解説 |
その他
教科書 |
マービン・ミンスキー(著) 安西祐一郎(訳) 『心の社会』 産業図書㈱ 1990年 第1版
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
マーヴィン・ミンスキー(著) 竹林洋一(訳) 『ミンスキー博士の脳の探検ー常識・感情・自己とはー』 共立出版社 2009年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
15回目の授業で行う平常試験の点数により成績を評価する。 |
質問への対応 | 授業終了時に質問を受け付けます。 |
研究室又は 連絡先 |
授業中に指示する。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |