2016年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 | 建築設計Ⅳ | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 建築学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 佐藤・古澤 他 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜2・3・4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C52R |
クラス | 2組 |
概要
学修到達目標 | 「建築設計IV」は、設計教育の中では必修科目の最終段階に位置づけられており、これまで修得した内容を「統合する能力」を養う課題となっている。 まず、基本図面の表現方法の確認と、より詳細な図面の作成を学び、最終課題である複合施設の設計に進む。東京都心部の敷地における、商業、オフィス、住居の複合施設の設計を通して、周辺地域のリサーチから建築計画、設計、デザイン、構造などを統合し、表現する能力を修得することが目的である。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
1グループ15~20人程度の班分けをし、指導教員と学生のコンタクトを強めるように配慮する。設計課題のスケジュールにあわせて、学生が用意してくる図面・模型などについて個別指導しそれぞれの計画・設計上のアドバイスを行う。 講評会を課題ごとに行う。優秀作品については合同でプレゼンテーションと講評会を行う。 |
履修条件 | 「建築設計III」を受講し、単位を取得していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 第1課題(1)様々なスケールにおける図面表現の確認と作成 |
---|---|
第2回 | 第1課題(2)矩計図の修得。第2課題「南青山コンプレックス」出題、関連法規説明 |
第3回 | 第2課題(1)リサーチ1:類似建築の調査・分析、ボリュームスタディ |
第4回 | 第2課題(2)リサーチ2:周辺地域の調査・分析、ボリュームスタディ、ゾーニング |
第5回 | 第2課題(3)基本計画1:基準スパンの設定、各機能の割り振り |
第6回 | 第2課題(4)基本計画2:動線計画、構造計画 |
第7回 | 第2課題(5)基本計画3:各機能の計画・統合 |
第8回 | 第2課題(6)基本計画4:各機能の計画・統合 |
第9回 | 第2課題(7)中間講評会、エスキース |
第10回 | 第2課題(8)設計1:中間講評のフィードバック、各機能の設計 |
第11回 | 第2課題(9)設計2:ファサードデザイン、各住戸の設計 |
第12回 | 第2課題(10)設計3:総合指導、矩計図、プレゼンテーションなど |
第13回 | 第2課題(11)提出・評価 |
第14回 | 第2課題(12)全体講評会 |
第15回 | 理解度確認と解説 総合評価 |
その他
教科書 |
本杉省三・佐藤慎也・山中新太郎・山〓誠子・梅田綾・長谷川洋平 『建築デザインの基礎 製図法から生活デザインまで』 彰国社 2010年 第1版
「2016年度建築設計課題集」をガイダンス時に配布する。
|
---|---|
参考書 |
日本建築学会編 『コンパクト建築設計資料集成』 丸善 2005年 第3版
授業時間の中で課題製作に必要な参考資料を配布することもあるが、基本的参考となる資料の収集、施設の見学は各自で行うこと。
|
成績評価の方法 及び基準 |
各課題の評価と全体を通した総合評価。 各課題において、毎回指導を受けていない者の作品は採点されないことがある。 課題の提出において、指定時間終了後は特別の理由がない限り受け付けられない。 この他、受講上の注意については、「2016年度建築設計課題集」によるものとする。 授業に際しては、「2016年度建築設計課題集」を携行し、よく読んでおくこと。 |
質問への対応 | 授業の中でおこなう。 |
研究室又は 連絡先 |
科目担当 1組:山中新太郎 2組:佐藤光彦 駿河台校舎 建築設計講師室5号館5階553室 03-3259-0725 |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 10:40 ~ 16:30 5号館5階設計講師室。担当:山中新太郎
金曜 駿河台 10:40 ~ 16:30 5号館5階設計講師室。担当:佐藤光彦
|
学生への メッセージ |
建築設計は決まった1つの解答はなく、考え方によって目標と成果に非常に幅があるものである。また、社会的な活動であるため、自分の意図や考え方を分かりやすく説明し、理解してもらうことが重要である。従って、日頃から多くの建築をはじめとした芸術・デザイン作品や論評に触れ、それらに親しむとともに、指導講師とのコミュニケーションを大切にする。また、他の学生による作品における考え方・プレゼンテーションにも関心を持つことが必要である。 |