2016年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | 建築計画Ⅱ | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 横内 憲久 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E32N |
クラス |
概要
学修到達目標 | まちを構成する要素に、人間生活に必要な機能をもつ地域施設があります。本科目では、おもに公共施設と民間施設に関する機能と室の変遷、空間構成等それらを統合する建築計画の基本について学習し、それを通してまちの仕組みを理解することを目標とします。 本科目は、まちづくり工学科の学習・教育到達目標A~IのうちD「専門応用学力」の達成に主力的に関与する重要な科目です。また、G「デザイン・総合力」およびH「歴史・文化・環境を活かす実践機能力」「専門基礎学力」の達成に補足的に関与する科目です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義形式(座学)を中心として授業を行います。教科書を中心に、必要に応じてプリントを配布して解説および具体事例を写真や図によって提示します(パワーポイントを使用)。また、理解度を捉えるため3回ほどの理解度テストを行います。 |
履修条件 | 建築計画を理解するためには、建築物が建つ地域の気象、文化、歴史などを知り、加えて経済性や法規制などの実現の方策を知識として持つ必要があります。また、常日頃から、まちを歩き建築に触れる実体験が重要です。 |
授業計画
第1回 | 建築計画の考え方 建築計画とは/計画とは/まちと建築/本講義の概要 |
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第2回 | 学校建築の計画① わが国の学校の変遷/学校とは/学校区と近隣住区論 |
第3回 | 学校建築の計画② 小学校の平面計画の考え方/小学校の規模/小学校の授業運営の方法/学校の構成/学校建築の事例紹介 |
第4回 | 図書館建築の計画① わが国の図書館の変遷/図書館の種類/図書館の平面構成/図書館の基本方針 |
第5回 | 図書館建築の計画② 図書館と敷地の空間構成/閲覧室の所要面積/一人当たりの所要床面積/開架式と閉架式の蔵書数の算定方法/書棚と通路の関係と算定方法/図書館の事例紹介 |
第6回 | 学校建築及び図書館建築の理解度テスト①とその解説 |
第7回 | オフィス建築の計画① わが国のオフィス建築の変遷/オフィス建築の全体計画/オフィスのレンタブル比の決め方と算定方法/避難階段の配置 |
第8回 | オフィス建築の計画② コアタイプの種類とその特徴/オフィスレイアウト/環境配慮型オフィス(屋上壁面緑化・ライフサイクルコスト・CASBEE)/オフィス建築の事例紹介 |
第9回 | 商業建築の計画① わが国の商業建築の変遷/商業建築の種類と規模/商業建築の業態 |
第10回 | 商業建築の計画② 商業施設の規模計画/敷地と前面道路の関係/商業施設の平面計画(主要室の構成・客動線とサービス動線のあり方)/商業施設の断画計画(縦方向の売場配置) |
第11回 | 商業建築の計画③ 階段の原単位/避難階段の配置/エスカレータ及びエレベータ台数と算定方法/駐車場の規模と台数の算定/商業建築の事例紹介 |
第12回 | オフィス建築及び商業建築の理解度テスト②とその解説 |
第13回 | コミュニティ施設の計画 コミュニティの概念/コミュニティ施設の様態/コミュニティ施設の種類/コミュニティ施設の必要室/まちづくりとコミュニティ施設(ニューアーバニズム・アーバンビレッジ・コンパクトシティ) |
第14回 | コンバージョン建築の計画 コンバージョンとは/コンバージョン建築の事例紹介(TYハーバー・オルセー美術館・赤煉瓦倉庫・エキュート万世橋・ガスワークスパーク・BAYはこだて等) |
第15回 | これまでの講義のまとめの理解度テスト③とその解説 |
その他
教科書 |
建築計画教材研究会 『建築計画を学ぶ(第二版)』 理工図書 2013年 第改定1版
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参考書 |
授業時に適宜紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
授業態度・質疑応答等(15%)、理解度テスト(85%)の総合評価とする。7割以上出席していない者は、特別な理由がない限り、単位認定にはならない。 |
質問への対応 | 質問等は授業中およびE-mailにより常時受け付け、授業時に回答する。ただし、匿名は受け付けない。 |
研究室又は 連絡先 |
・研究室:駿河台キャンパス5号館9階596B室横内研究室 ・E-mail:yokouchi.norihisa@nihon-u.ac.jp ・電話:03-3259-0604 |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 12:00 ~ 15:00 5号館9階横内研究室
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学生への メッセージ |
まちを構成する人工物の多くを占める建築物そのものの理解を深めて欲しい。 |