2016年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | 市街地整備論 | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 小木曽 裕 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E35N |
クラス |
概要
学修到達目標 | 本講義の市街地整備は、市街地の良好なまちづくりを行う上での実態と手法を学ぶことを目的とする。都市と地域の計画や歴史を把握しながら建築物等の都市再生手法を学ぶ。更に都市施設として歩行者空間や景観計画、公園緑地とランドスケープ等の視点からも市街地整備を認識し参加と協働のまちづくり計画手法を学習する。本科目は,まちづくり工学科の学習・教育到達目標A~Ⅰの内、D「専門応用学力」に主力的に関与する重要な科目である。また、G「デザイン・総合力」及びH「歴史・文化・環境を活かす実践能力」の達成に補足的に関与する科目である。 |
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授業形態及び 授業方法 |
プレゼンテーションツール及び板書により講義を行う。課題と小テストを行い学習の理解度を高める。 |
履修条件 | 選択科目。授業を良く聞き内容を理解すること。復習を欠かさず行うこと。 |
授業計画
第1回 | 授業の進め方の説明 都市と地域/都市計画の歴史/都市更新と都市開発/歩行者空間/景観計画/ランドスケープ/参加・協働/都市計画の課題と展望 |
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第2回 | 都市と地域の計画のあり方 都市をつくる都市計画/都市計画の意義/地域の計画/地域の計画デザイン/地域資産とまちづくり/防災・景観まちづくり |
第3回 | 都市計画の歴史 歴史の都市・都市の歴史/近代都市計画の思潮/都市計画の歩み |
第4回 | 都市の再生の現状 これからの都市再生/住宅・住宅地の再生/都市中心核の再生/地方都市の再生 |
第5回 | 市街地再開発事業における整備手法 市街地開発事業の概要/土地区画整理事業/市街地再開発事業/防災街区整備事業 |
第6回 | 都市更新と都市開発を事例から学ぶ ニュータウン/都市更新/住宅地開発/商業業務地区開発/複合地区開発/まちなみ整備等 |
第7回 | 歩行者空間とパブリックスペース 都市のパブリックスペース/歩行者空間/住宅地区と歩行者空間/商業地区と歩行者空間 (海外・日本) |
第8回 | 景観計画とアーバンデザイン手法 都市と景観/都市のイメージ/景観整備の変遷/景観分析と評価/景観計画・アーバンデザイン/景観保護制度(イギリス・フランス他) |
第9回 | 都市再生機構の都市整備 日本住宅公団から都市再生機構までの都市整備/事例からまちづくり手法を学ぶ |
第10回 | 市街地整備とランドスケープ 集合住宅建替事業・環境共生プロジェクトのランドスケープ/ニュータウン事業のランドスケープ/ドイツ近代集合住宅世界遺産・工業地帯の再生・鉄道操車場の跡地再生/海外(イギリス、アメリカ、フランス等)先駆的ランドスケープ |
第11回 | 景観まちづくりの仕組みと手法 景観法制定の歴史/景観法と景観条例の仕組み/地域での取り組み/関連制度/公共空間と整備と景観 |
第12回 | 参加・協働のまちづくりの計画手法 参加・協働のまちづくりの現状/参加・協働のまちづくりの定義/参加・協働のまちづくりの歴史と意義 |
第13回 | 参加・協働のまちづくりを支える制度と役割 参加・協働のまちづくりの計画プロセス/参加・協働のまちづくりの主体と組織/参加・協働とまちづくりにおけるのコミュニケーション |
第14回 | 21世紀日本の都市計画の課題と展望 成熟都市の都市計画/人口減少時代の都市計画/超高齢化時代の都市計画/地球環境時代の都市計画 |
第15回 | 平常試験およびその解説 |
その他
教科書 | |
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参考書 |
小嶋勝衛監修「都市の計画と設計」共立出版
「都市計画」朝倉書店
「みんなの都市計画」理工図書
「初めて学ぶ都市計画」市ヶ谷出版会
「都市計画概論」鹿島出版会
「都市再生の都市デザイン」学芸出版
「シビックプラウド」宣伝会議
その他参考書は適宜指示する。
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成績評価の方法 及び基準 |
課題(15%),小テスト(15%),平常試験(70%)で評価する。 ただし、出席が7割未満の者は成績評価対象とはしない。 |
質問への対応 | 原則として、授業後に教室で受ける。 |
研究室又は 連絡先 |
授業中に指示する。 |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 15:00 ~ 16:00 駿河台校舎1号館講師室
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学生への メッセージ |
都市計画Ⅱと並行して授業を行うので、同時に履修することを望む。 |