2016年 理工学部 シラバス - 電子工学科
設置情報
科目名 | 制御理論 | ||
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設置学科 | 電子工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 作田 幸憲 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J52D |
クラス |
概要
学修到達目標 | エアコンやテレビなどの家電機器を始め,自動車,ロボット,・・・,工場にいたるまで自 動制御を活用したものが多くあり,我々の生活を楽にしている。本講義では“自動制御”とはどのようなものかを考察し、制御工学の基礎である線形制御理論を理解する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義を主体とし、理解を助けるため例題による勉強および演習を行う。教科書を主とするが ,適宜内容を補充しながら講義を進める。また,随時演習を行ったり,宿題を課し添理解を深めるようにする。 |
履修条件 | 「回路理論」,「微分方程式」を履修していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 制御とは: 制御系の標準的構成と目的について勉強する。 |
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第2回 | システムには静的システム,動的システムの2種類があることを理解し,動的システムの挙動が微分方程式により表現されることを勉強する。 |
第3回 | 微分方程式の解法として,ラプラス変換が有効であることを理解し,例題を通じてその有効性について理解を深める。 |
第4回 | 演習問題を通じて,ラプラス変換による解法手順について勉強する。 |
第5回 | ダイナミカルシステムの表現:線形システムの微分方程式による表現,非線形システムの線形化について勉強する。 |
第6回 | 伝達関数の定義,電気系・機械系システムを例に伝達関数の導出について理解を深める。 |
第7回 | ブロック線図による表現,更には,ブロック線図の等価変換,簡単化等について勉強する。 |
第8回 | システムの過渡応答:インパルス応答,ステップ応答の重要性を知り,具体的に1次系システムを例としてその応答を求めることについて勉強する。 |
第9回 | 更に,2次系システムの応答についても勉強する。 |
第10回 | 極・零点と過渡応答の関係からシステムの安定性について勉強する。 |
第11回 | 安定判別法について勉強し,システムの安定化について理解を深める。 |
第12回 | 演習問題を通じて,システムの応答,安定性について勉強する。 |
第13回 | フィードバック制御系の特性:フィードフォワード制御系と対比しながら,感度特性について勉強する。 |
第14回 | 更に,定常特性,定常偏差について勉強する。 |
第15回 | 理解度確認試験およびその解説 |
その他
教科書 |
杉江俊治、藤田政之 『フィードバック制御入門』 コロナ社
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参考書 |
須田 信英 『制御工学』 コロナ社
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成績評価の方法 及び基準 |
定期試験によるが,演習・宿題等を勘案することがある。 |
質問への対応 | 基本的にいつでも対応します。 |
研究室又は 連絡先 |
作田今池研究室:413室, 047-469-5598,ysakuta@ecs.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:15 ~ 13:15
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学生への メッセージ |