2016年 理工学部 シラバス - 応用情報工学科
設置情報
科目名 | 制御理論 | ||
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設置学科 | 応用情報工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 作田 幸憲 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | K31F |
クラス |
概要
学修到達目標 | エアコンやテレビなどの家電機器を始め,自動車,ロボット,工場にいたるまで自動制御を 活用したものが多くあり,我々の生活を楽にしている。本講義では“自動制御”とはどのようなものかを考察し,複素平面上の解を用いて制御工学の基礎である線形制御理論を理解する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義を主体とし、理解を助けるため例題による勉強および演習を行う。教科書を主とするが ,適宜内容を補充しながら講義を進める。また,随時演習を行ったり,宿題を課し添理解を深めるようにする。 |
履修条件 | 「回路理論」,「微分方程式」を履修していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 制御とは何か: 制御系の標準的構成と目的 などについて勉強する。 |
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第2回 | ダイナミカルシステムの表現:線形係数常微分方程式,線形システム,システムの線形化について学ぶ。 |
第3回 | 線形係数常微分方程式の解法とラプラス変換について勉強する。 |
第4回 | ラプラス変換への理解を深めるため,演習を実施し,理解を深める。 |
第5回 | 伝達関数,電気系・機械系システム,無駄時間要素について勉強する。 |
第6回 | ダイナミカルシステムの表現法としてブロック線図,等価変換,簡単化などについて勉強し,演習を通じて理解を深める。 |
第7回 | システムの過渡応答:インパルス応答,ステップ応答について勉強する。 |
第8回 | 1次系および 2次系の応答について勉強する。 |
第9回 | システムの安定化: 伝達関数より,極・零点と過渡応答との関係,安定性について勉強する。 |
第10回 | フィードバック制御系の特性:感度特性, 定常特性について勉強する。 |
第11回 | システムの周波数応答:正弦波入力に対するゲイン特性と位相特性について勉強する。 |
第12回 | 波数応答の表現法としてベクトル軌跡,ボード線図について勉強する。 |
第13回 | フィードバック制御系の安定性:内部安定性, ナイキストの安定判別法について勉強する。 |
第14回 | 更に,ゲイン余裕,位相余裕についても学ぶ。 |
第15回 | 理解度確認試験およびその解説 |
その他
教科書 |
杉江俊治、藤田政之 『フィードバック制御入門』 コロナ社
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参考書 |
須田 信英 『制御工学』 コロナ社
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成績評価の方法 及び基準 |
定期試験によるが,演習・宿題等を勘案することがある。 |
質問への対応 | 基本的にいつでも対応します。 |
研究室又は 連絡先 |
作田今池研究室:船橋校舎4号館413室, 047-469-5598,ysakuta@ecs.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:15 ~ 13:15
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学生への メッセージ |