特殊無線概論 (K31H)

学修到達目標	無線従事者の資格（第一級陸上特殊無線技士，第二級・第三級海上特殊無線技士）に関して，無線従事者規則第五条に規定する試験科目の国家試験に合格するに十分な知識及び技能を養うことを目標とする．
授業形態及び授業方法	板書を基本とした講義形式を採用する．4～5回の小テストを行い，理解度をチェックする．
履修条件	特になし．

第1回	電波の性質（波長と周波数の関係，電波の速さ等），電気回路（半導体素子及び電子管を含む）
第2回	電子回路（増幅回路，発振回路，変調回路及び復調回路の基礎），分布定数回路
第3回	立体回路（導波管，空洞共振器等）
第4回	無線通信装置（DSB無線電話装置等）
第5回	無線通信装置（PCM通信装置，衛星通信装置等）
第6回	干渉，混信（混信の概要及び対策，混変調及び相互変調の概要及び対策）
第7回	中継方式（中継方式の種類及び特徴，遠隔監視制御装置）
第8回	レーダー（最大探知距離，最小探知距離，距離分解能及び方位分解能等）
第9回	空中線（空中線の構造，原理及び特性）及び給電線
第10回	空中線（各周波数帯における型式および指向性）
第11回	電波伝搬，整合
第12回	電源，測定，点検及び保守
第13回	電波法令（電波法の目的，無線局の免許）
第14回	電波法令（無線設備，無線従事者，運用）
第15回	電波法令（業務書類，監督，罰則等），電気通信事業法，関係法令平常試験及びその解説

教科書	『特に指定しない』無線従事者養成課程用標準教科書　無線工学　一陸特用（一財　情報通信振興会）その他，必要に応じてプリントを使用
参考書	授業の際提示する．
成績評価の方法及び基準	小試験（20%），平常試験（80%）の総合評価
質問への対応	随時
研究室又は連絡先	船橋校舎4号館435室，saegusa@ecs.cst.nihon-u.ac.jp
オフィスアワー	火曜船橋 09:00 ～ 10:30
学生へのメッセージ

2016年 理工学部 シラバス - 応用情報工学科