2016年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
科目名 | 分析化学Ⅱ | ||
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設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 森田 孝節 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜3 金曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L53M L54N |
クラス | A 、 B |
概要
学修到達目標 | 分析化学Ⅰに続き,酸塩基反応,沈殿生成反応の基礎,酸化還元反応および錯体生成反応と分析化学的応用について学び,理解することを目標とする. |
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授業形態及び 授業方法 |
板書形式を中心に講義を行う.必要に応じて課題等を課す場合もある. |
履修条件 | 基礎無機化学の単位が修得済みであること,分析化学Ⅰを履修していることが望ましい. |
授業計画
第1回 | 講義内容の紹介 シラバスの確認,受講にあたっての諸注意など |
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第2回 | 酸塩基滴定(1) 強酸と強塩基の滴定について解説 |
第3回 | 酸塩基滴定(2) 弱酸と強塩基の滴定について解説 |
第4回 | 酸塩基滴定(3) 二酸塩基の滴定,酸塩基指示薬による終点の決定法について解説 |
第5回 | 沈殿生成反応(1) 沈殿の生成と溶解について解説 |
第6回 | 沈殿生成反応(2) 沈殿の生成過程について解説 |
第7回 | 沈殿生成反応(3) 沈殿生成反応の分析化学的応用例として,沈殿滴定について解説 |
第8回 | 酸化還元反応(1) 酸化還元反応と電極電位について解説 |
第9回 | 酸化還元反応(2) 複数の酸化還元系を含む溶液の電位について解説 |
第10回 | 酸化還元反応(3) 酸化還元反応の分析化学的応用例として,過マンガン酸塩法による酸化還元滴定を中心に解説 |
第11回 | 錯体生成反応(1) 錯体とキレート,金属錯体の安定性およびその反応機構について解説 |
第12回 | 錯体生成反応(2) 錯生成反応の平衡論のうち,逐次生成定数と全生成定数を中心に解説 |
第13回 | 錯体生成反応(3) 錯体生成反応の分析化学的応用例として,キレート滴定について解説 |
第14回 | 平常試験対策 過去の課題等を振り返りつつ,必要に応じて解説する |
第15回 | 平常試験(授業内試験) 第1回~第13回の内容について試験を行う |
その他
教科書 |
本水昌二 他 『基礎教育シリーズ分析化学 <基礎編>』 東京教学社 2011年 第1版
講義のときは教科書を必ず持参すること.
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参考書 |
G. D. Christian 『原書6版 クリスチャン分析化学Ⅰ 基礎編』 丸善 2005年
G. D. Christian 『原書6版 クリスチャン分析化学Ⅱ 機器分析編』 丸善 2005年
加藤正直,塚原聡 『物質工学入門シリーズ 基礎からわかる分析化学』 森北出版 2009年 第1版
その他,必要に応じて講義のときに紹介する.
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験(80%)および講義での積極性等(20%)により総合評価する. |
質問への対応 | 講義終了後,教室または研究室にて対応します. また,急な回答を必要としない場合はメールによる質問も受け付けます. |
研究室又は 連絡先 |
分析化学研究室(駿河台校舎2号館223室) TEL:03-3259-0820,E-mail:morita.yukitoki@nihon-u.ac.jp (メール送信時は@を半角に変えて送信して下さい.) |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 16:30 ~ 18:00 研究室にて対応する
金曜 駿河台 16:30 ~ 18:00 研究室にて対応する
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学生への メッセージ |
分析化学Ⅰで学習した溶液(主に水)に関する理論等は分析化学Ⅱでも共通知識として必要不可欠なので,繰り返し勉強しておくこと.講義の進行状況によっては,講義内容が多少前後する可能性があるが,その際は改めて連絡する.なお,やる気のない者(講義中の私語,他科目のレポート作成,携帯電話の使用など)には退室を命じます. |