2016年 理工学部 シラバス - 数学科
設置情報
科目名 | アルゴリズム数理A | ||
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設置学科 | 数学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 今井 桂子 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | N42O |
クラス |
概要
学修到達目標 | データ構造やアルゴリズムとは何かと計算量理論の基礎を理解し,効率のよいアルゴリズムを設計し,プログラムとして実現できる能力を養う. |
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授業形態及び 授業方法 |
板書およびスライドを用いて,講義形式で行う.講義中や宿題として演習問題を提示するので,それを解くことによって,講義内容を理解してほしい.また,実習を行うこともある. |
履修条件 | C言語の初歩を知っていること.「ソフトウェア概論A C言語プログラミング」,「ソフトウェア概論B C言語プログラミング」を履修していることが望ましい. |
授業計画
第1回 | アルゴリズム,計算量とは何か:Euclid の互除法などを例に導入の講義を行う. |
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第2回 | 配列の操作:最大値,最小値を見つけるアルゴリズム |
第3回 | 擬似乱数:線形合同法,M系列,メルセンヌツイスター |
第4回 | 整列1:バブルソート,選択ソート,挿入ソート |
第5回 | 整列2:マージソート,クイックソート |
第6回 | 整列のアルゴリズムの計算量 |
第7回 | 時間計算量を測ろう. |
第8回 | 探索:線形探索,二分探索 |
第9回 | Euclid の互除法の計算量と拡張 Euclid の互除法 |
第10回 | 暗号のアルゴリズム |
第11回 | 線形計算のアルゴリズム:内積,行列とベクトルの積,連立方程式の解法 |
第12回 | 文字列の処理:文字列の復習 |
第13回 | 文字列照合のアルゴリズム1:KMP法 |
第14回 | 文字列照合のアルゴリズム2:BM法 |
第15回 | 理解度確認のために平常試験及びその解説を実施する. |
その他
教科書 |
プリントを配布する予定.
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参考書 |
授業中に提示する.
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成績評価の方法 及び基準 |
授業中の提出物,レポート,小テストなどの提出状況および内容の評価(40%),平常試験成績の評価(60%) |
質問への対応 | 授業終了後に時間が許す限り,教室で質問を受け付ける.授業中も随時質問を受け付ける. |
研究室又は 連絡先 |
授業中に指示する. |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
アルゴリズムを構成することやプログラミングすることは,人に分かりやすく解き方を説明することや数学の定理を証明をすることにつながります.論理的に効率よく問題を解く方法を考える思考力は,将来にわたって役に立つと思います. |