2016年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 哲学 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 関谷 雄磨 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | Q34S |
クラス |
概要
学修到達目標 | 「哲学(的思考)」は、われわれのあらゆる知的探求の根本部分である。本来その扱うテーマは多岐にわたるが、本講座においては、われわれにとって(私にとっても学生諸君にとっても)最も身近に捉えやすいと思われる「幸福」の問題を題材として取り上げる。「幸福」という視点から西洋哲学の展開を追体験することによって、「哲学的に物事を考える」ための訓練をすることを目標とする。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
授業は配布プリントを用いて講義形式で行う。毎回おのおのの哲学説を講義するが、それらを単に情報として提供するのではなく、学生諸君がそれらの思想を素材として、哲学的・主体的な考察を行うことができるよう配慮する。 |
履修条件 | 特になし |
授業計画
第1回 | 1)「哲学」とはどのような学問か ―哲学の探究対象― |
---|---|
第2回 | (2)ソクラテス・プラトン ―「本当に存在する」ものとはどのようなものか― |
第3回 | (3)アリストテレス ―「目的」を持ったこの世界― |
第4回 | (4)キュニコス学派 ―無一物無所有の哲学― |
第5回 | (5)キュレネ学派 ―快楽主義の哲学― |
第6回 | (6)エピクロス派 ―原子論的自然理解とアタラクシア― |
第7回 | (7)ストア派 ―唯物論的汎神論的世界観とアパテイア― |
第8回 | (8)キリスト教 ―神の創造による世界― |
第9回 | (9)アウグスティヌス ―神の救い― |
第10回 | (10)ルネッサンスとベイコン ―中世的世界観から近代的世界観へ― |
第11回 | (11)デカルト ―世界の二元論的理解と科学― |
第12回 | (12)カント ―実践理性と道徳哲学― |
第13回 | (13)ベンサム・ミル ―功利主義の哲学― |
第14回 | (14)まとめ、質問コーナー |
第15回 | (15)平常試験及びその解説 |
その他
教科書 |
嘉吉純夫・斎藤隆『西洋思想の要諦収覧』北樹出版
|
---|---|
参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
平常試験100% |
質問への対応 | 授業終了後に教室で質問を受け付ける(出校は水曜4限のみ)。 |
研究室又は 連絡先 |
philosophy_gr_sekiya@yahoo.co.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
「哲学」というと、「実利を生まない空しい学問」であると思われるかも知れませんが、実はそこにこそ、人生において最も大切な世界が広がっているのではないかと私は(本気で)思っています。「競争」・「効率」が重視される世知辛い世の中ですが、「哲学」がみなさんの生を豊かなものにする一助となるよう願っています。 |