2016年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 |
教養ゼミナール
統計データ解析入門
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 安部 公輔 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | Q35Q |
クラス |
概要
学修到達目標 | 統計データ解析について学ぶ上で,数理的な理論の学習はもちろん大事だが,コンピュータを用いて実際にデータを処理し試行錯誤を重ねることも非常に重要である. ここではフリーの統計ソフトウェアR(RStudio)を用いて,様々なデータ解析手法を手を動かして実験しながら学習していく.データの収集や加工,解析と結果の解釈,レポートの取り纏めや発表を通して統計に関する見識を深めると共にITスキルの向上も図る. |
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授業形態及び 授業方法 |
ゼミ形式で行う.序盤はソフトの使い方や基本的な統計手法についての講義と演習が中心となるが,中盤以降は各自で(状況によっては2,3人のチームで)テーマを決めて調査や解析を行い,経過報告やディスカッションを経て最終的にレポートを纏め発表する. |
履修条件 | 教育用計算機演習室(12号館1201教室)でPCを使用して進めるので,(必要なら利用申請をして)入室・ログインできるようにしておくこと. 受講希望者多数の場合は初回授業開始時に抽選を行う. 高校の数学II,B程度の知識は仮定する. PCにキーボードでコマンドを打ち込んでいくことになる.PC嫌いには勧められない.また,エクセルは用いないので「エクセル教室」のようなものと誤解して受講しに来ないこと. |
授業計画
第1回 | 授業の進め方,データ解析の雰囲気,Rの使い方について |
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第2回 | 統計講座(1) --- データの可視化,分布,平均・分散などの性質と使用上の注意について講義と演習を行う. |
第3回 | 統計講座(2) --- 相関係数や単回帰分析について講義と演習を行う. |
第4回 | 統計講座(3) --- 重回帰分析について講義と演習を行う. |
第5回 | 自由研究1(1) --- 各自がデータを持ち寄りここまでの分析法を適用してみて結果を報告し合う. |
第6回 | 自由研究1(2) --- 各自がデータを持ち寄りここまでの分析法を適用してみて結果を報告し合う. |
第7回 | 統計講座(4) --- レポート作成を念頭に,Rでの解析と文書作成を同時に進めるテクニックを紹介し演習を行う. |
第8回 | 統計講座(5) --- 様々なデータ解析手法を紹介し,テーマ決定の材料とする. |
第9回 | 自由研究2(1) --- テーマを決定しデータの調査や解析を開始する. |
第10回 | 自由研究2(2) --- 経過報告,討論,さらなる調査と解析を行う. |
第11回 | 自由研究2(3) --- 経過報告,討論,さらなる調査と解析を行う. |
第12回 | 自由研究2(4) --- 経過報告,討論,さらなる調査と解析を行う. |
第13回 | 自由研究2(5) --- 互いに発表と質疑応答を行う. |
第14回 | 自由研究2(6) --- 互いに発表と質疑応答を行う. |
第15回 | 自由研究2(7) --- 最終レポートの仕上げと提出,まとめ |
その他
教科書 |
特定の教科書は指定しない.
自分に合う教科書を見つけることもこのゼミの一環と考えてもらいたい.
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参考書 |
授業で随時大量に紹介する予定だが,ここにもインターネットで無償で参照可能なページをいくつか挙げておく.教科書・参考書に成り得るものは他にも多数ある.
・同志社大学金明哲教授のページ (色々参考にしている)
http://www1.doshisha.ac.jp/~mjin/R/index.html
・R-Tips (書籍化して売られている)
http://cse.naro.affrc.go.jp/takezawa/r-tips/r.html
・群馬大学青木繁伸教授のページ (とても有名,情報満載)
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/R/
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成績評価の方法 及び基準 |
数回のレポートと発表の内容などから総合的に判断する. |
質問への対応 | 授業中・授業前後での質問,メールでの質問など随時対応する. |
研究室又は 連絡先 |
研究室:船橋校舎8号館849A k-abe(((((AT MARK)))))penta.ge.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
木曜 船橋 12:20 ~ 13:20
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学生への メッセージ |
最初は見よう見まねでいいので,とにかくキーボードを叩いて色んなコマンドを打ち込んでみてグラフも描きまくってみて,もちろん頭もちゃんと使って,自発的に試行錯誤しながら勉強していって下さい.安部に教えてやるんだという気概で取り組んでくれることを期待します. |