2016年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 法学 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 上野 幸彦 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 水曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | R33T R34E |
クラス |
概要
学修到達目標 | 人々が相互に等しく公正な社会を形成するうえで、法は不可欠なシステムです。日常生活を念頭に、もっとも基本となる日本の法律の内容にもとづいて基礎的な権利・義務を説明して、法の基本的な知識・理解の習得を目指しています。 |
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授業形態及び 授業方法 |
教科書にしたがって、講義の形式で説明します。日常的な社会関係を規律するもっとも基礎的な権利・義務の内容について、身近で具体的な事例にもとづきながら、説明を行います。 |
履修条件 | とくに、ありません。 |
授業計画
第1回 | 日常生活と法・・・日常的な法律との関わりについて考えてみましょう。 |
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第2回 | 家族と法(1)・・・家族関係の基本原理と婚姻制度について説明します。 |
第3回 | 家族と法(2)・・・法律上の親子関係の形成、権利義務について説明します。 |
第4回 | 家族と法(3)・・・今日の相続の仕組みと遺言の基本的なルールについて解説します。 |
第5回 | 契約と法(1)・・・契約を結ぶことのできる主体について学びます。 |
第6回 | 契約と法(2)・・・契約が有効に成立するための一般的要件や意思表示について学びます。 |
第7回 | 契約と法(3)・・・契約の効果に関連して、不履行の場合の責任について説明します。 |
第8回 | 財産権(1)・・・財産上の権利の典型としての債権と物権について説明します。 |
第9回 | 財産権(2)・・・特許権や著作権などの知的財産権について説明します。 |
第10回 | 不法行為(1)・・・被害者と加害者という関係における損害賠償責任を学びます。 |
第11回 | 不法行為(2)・・・特殊な不法行為に関する損害賠償責任について学びます。 |
第12回 | 民事手続と法・・・紛争処理の諸方式と民事裁判について説明します。 |
第13回 | 犯罪と法・・・犯罪とは何か、国家刑罰権に対する法的なコントロールについて説明します。 |
第14回 | 刑事手続と法・・・刑事事件に関し、捜査、起訴、裁判の概要を説明します。 |
第15回 | 平常試験およびその解説・・・授業全般に関する試験を行った後、総括的に解説します。 |
その他
教科書 |
上野幸彦・古屋等 『国家と社会の基本法』 成文堂 2015年 第3版
教科書にしたがって、講義を進めますので、是非用意してください。
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参考書 |
参考書は、授業時に随時指示します。
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成績評価の方法 及び基準 |
成績の判定は、①平常試験の得点、②レポート、③ブログ課題を資料として行います。①は択一式の試験です。テキスト、ノート等の参照は許可します。②は与えられたテーマについて、1500字程度でパソコンで作成し、メールに添付して提出してください。③はブログ上の宿題で、5回程度課されます。講義時に指示しますので、ブログを閲覧して解答し、次回の講義時に配布用紙等で提出して下さい。ブログURLは、http://blogs.yahoo.co.jp/yu_juraです。①50%、②③各25%、成績に反映させます。それぞれで獲得されたポイントの合計数にしたがって、成績を付けます。 |
質問への対応 | 講義時の申し出により、4時限終了後30分程度応接します。メールでも、随時受け付けます。メールアドレスは、下記参照。 |
研究室又は 連絡先 |
メールアドレス:yu_jura@yahoo.co.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
法は、各人を取り巻く社会関係を公正に形成する道筋を示しています。法の世界における自己の位置(権利義務)を的確に把握すれば、他者とのあるべき関係を見通すことができます。お互いに共通の法マップを開いてみましょう。 |