2016年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
| 科目名 | 科学技術と人間 | ||
|---|---|---|---|
| 設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
| 担当者 | 島村 修平 | 履修期 | 前期 |
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 |
| 校舎 | 船橋 | 時間割CD | R33V |
| クラス | |||
概要
| 学修到達目標 | 科学的知識は他の知識とどう違うのか。説明が科学的であるとはどういうことか。科学の目的は何か。科学にまつわるこれらの基本的な問いに対して、科学哲学の基本概念を使いこなして、自分の考えを述べられるようになることを目指します。 |
|---|---|
| 授業形態及び 授業方法 |
授業形態は講義形式です。毎回の授業時にその回の要点を記載したハンドアウトを配布します。 |
| 履修条件 | 履修条件はとくにありません。形式論理学の予備知識があれば望ましいですが、必須ではありません。環境ライフサブメジャー・コース設置科目 |
授業計画
| 第1回 | 授業への導入: 基本的なルールの確認 科学と哲学の関係 |
|---|---|
| 第2回 | 第I部:科学哲学の基礎を学ぼう (1) 科学哲学の目的(『冒険』第1章) |
| 第3回 | (2) 科学の方法(『冒険』第2章) |
| 第4回 | (3) 帰納法を巡る二つの問題(『冒険』第3章) |
| 第5回 | (4) 反証主義と線引き問題(『冒険』第3章) |
| 第6回 | (5) 科学的説明(『冒険』第4章) |
| 第7回 | 理解度確認プレ試験(自己採点)とその解説 |
| 第8回 | 第Ⅱ部:「常識」を疑ってみよう――電子の実在性を巡る攻防 (1) パラダイム論と社会構成主義(『冒険』第5章) |
| 第9回 | (2) 科学的反実在論と構成的経験主義(『冒険』第5章) |
| 第10回 | (3) 科学的実在論 vs. 科学的反実在論(『冒険』第6章) |
| 第11回 | 第Ⅲ部:「常識」を擁護する――ついでに科学哲学の先端にキャッチ・アップ (1) 対象実在論(『冒険』第7章) |
| 第12回 | (2) 科学理論の意味論的捉え方(『冒険』第8章) |
| 第13回 | (3) 科学的実在論の擁護(『冒険』第9章) |
| 第14回 | 全体のまとめ |
| 第15回 | 平常試験及びその解説 |
その他
| 教科書 |
戸田山和久 『科学哲学の冒険』 NHK出版 2005年
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| 参考書 | |
| 成績評価の方法 及び基準 |
リアクションペーパー:30%、平常試験:70% |
| 質問への対応 | 授業後に質問を受け付ける時間を設けます。 |
| 研究室又は 連絡先 |
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| オフィスアワー | |
| 学生への メッセージ |
科学哲学は、一歩離れて科学を見つめ直す反省的視点と、哲学的(論理的)思考のエッセンスを同時に学ぶことのできる、一粒で二度おいしい分野です。きちんと理解するにはそれなりの労力が必要ですが、それに見合う知的刺激があります。知的な意欲のある学生の参加をお待ちしています。 |