2016年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 社会学の基礎 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 大澤 秀男 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | T54A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 社会学は、社会の仕組みと人間と人間の関係性について客観的、体系的、多角的に探究、解読し、その成果を基に人間がより生活しやすい社会関係の再構築を目指す学問である。また、社会学的に思考するということは、社会と人間・自己との関係性とその在り方について、複眼的かつ自省的に再認識し続けることである。 本講義は、教養教育の立場から社会学がこれまで蓄積してきた基本的知識と探究方法の解説を通して、現代社会と人間および自己への社会学的アプローチの習得を目的とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
・講義形式で行う。必要に応じ参考資料を配布する。 ・講義内容についての感想、所見を各自がノートに「反応欄」を設けてメモする。 メモは配布用紙に整理し、リポートとして提出する。 |
履修条件 | 選択 文化教養サブメジャー・コース設置科目 |
授業計画
第1回 | ガイダンス 社会学という学問の特性 社会と個人の発見/社会学の誕生/自己認識としての学問 |
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第2回 | 社会学の研究方法 対象の特性/学問における研究方法の違い/経験科学的方法/解釈的方法 |
第3回 | データの収集方法/社会学的分析・説明の事例 |
第4回 | 社会学的思考 「価値判断からの自由」/対象化・相対化/総合的認識/社会学的想像力 |
第5回 | 社会とは 1 文化と行為/行為と規範/慣習・法律・道徳/行動様式としての社会 |
第6回 | 2 社会を感ずる=役割・らしさ/「社会的事実」としての社会/拘束と自由 |
第7回 | 社会の構造 1 社会的行為/社会関係/社会集団/社会制度/社会体系/ 社会の範囲と規模/社会関係の基軸/社会意識/社会的性格 |
第8回 | 2 社会秩序/役割構造/階層構造/社会階層 |
第9回 | 社会の変動 1 変動要因/近代化/国際化/情報化/グローバリゼーション |
第10回 | 2 グローバリゼーションの矛盾/社会と文化の相克と融合 |
第11回 | 社会と個人 1 生物的存在/社会化・社会統制/社会的存在としての人間/パーソナリティの形成 |
第12回 | 2 パーソナリティの構成/パーソナリティの形成要因/ パーソナリティとセックス・ジェンダー・セクシュアリティ |
第13回 | 3 自己とは/自己の形成過程/自我の構造/アイデンティティ |
第14回 | 4 社会事象としての自己/自己・他者・社会の相関性/生きやすい社会関係の構築とは |
第15回 | 平常試験とその解説 |
その他
教科書 |
使用せず。
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参考書 |
随時紹介。
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成績評価の方法 及び基準 |
a 筆記試験:70点、b リポート(講義内容に対する反応、所見):30点 → a+b (b必須) |
質問への対応 | 随時対応 及び 講義後18:10より。 |
研究室又は 連絡先 |
ガイダンス時に伝えます。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
自己と社会を対象化し、思いやりを持って自己を厳しく見つめてみようとする勇気のある学生諸氏の受講を望みます。 |