2017年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | ビジュアルスタディ水理 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 安田 陽一 | 履修期 | 前期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 月曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A11M |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 開水路急変部の流れ、局所流などの実現象を画像で説明し、開水路急変部の流れおよび地下水の流れの取り扱いを学習する。また、理論的に解明することが困難な現象を水理学的に検討するための次元解析および模型実験の取り扱いと考え方について学習する。 これらのことに基づき以下に示す学習目標を以下に示す。 ・河道・開水路における局所流の水面形の推定・計算が可能となる。 ・実験的に現象を解明するときに必要な次元解析が可能であり、模型と原型との力学的な相似性を理解 している。 |
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授業形態及び 授業方法 |
主要な内容が理解しやすいように画像、資料配布、および模型などを利用して現象を説明する。また、 講義授業の終了10分前に講義の主要点をまとめるレポートを実施し、授業内容の確認を行う。 |
履修条件 | 水理学Ⅰ・Ⅱの受講・受験した学生が履修できる科目である。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス(授業の進め方,成績評価,資料提供の仕方を説明する) |
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第2回 | 摩擦抵抗係数,相当粗度,粗度係数,仮想底面の定め方について学ぶ. |
第3回 | 様々な勾配を有する漸変流の水面形の推定について学ぶ. |
第4回 | 合流・分流を有する漸変流の水面形および幅が変化する漸変流の水面計の推定について学ぶ. |
第5回 | 開水路中の突起を越える流れ,狭窄部における流れ,常流中の段落部における流れを学ぶ. |
第6回 | 第1回理解度確認試験を実施し、試験の解説を行う. |
第7回 | せきや床固工直下流部の跳水の水理特性について学ぶ. |
第8回 | 潜り跳水の水理特性、水工学上の課題と対策について学ぶ. |
第9回 | 第2回理解度確認試験を実施し、試験の解説を行う. |
第10回 | 地下水の流れの水理について 「基本的な地下水の水理の取り扱い、地下水、伏流水、湧水について学ぶ」 |
第11回 | 横越流の水理について 「基本的な水理特性および洪水対策(排水機能)の最近の考え方を学ぶ」 |
第12回 | 流れの相似則について 「模型実験の限界と海津陽方法について学ぶ」 |
第13回 | 水理実験による解析方法について(その1) 「無次元化の重要性と次元解析の基本的な考え方を学ぶ」 |
第14回 | 水理実験による解析方法について(その2) 「次元解析-π定理-を学ぶ」 |
第15回 | 第3回理解度確認試験を実施し,試験の解説を行う. |
その他
教科書 |
大津岩夫、安田陽一 『水理学 -Theory for Application-』 大津岩夫他5名 理工図書 2013年 第3版
上記の教科書の他に水理研究室で作成した資料に基づく
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参考書 |
水理学に関する参考書は数多くあり、理解のしやすさは個人差があるので、直に手にとって復習しやすいもの選ぶことが好ましい。
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成績評価の方法 及び基準 |
理解度確認試験によって成績評価を行う。 |
質問への対応 | 基本的に随時受け付けるが、事前にメールでアポイントをとった学生に限る |
研究室又は 連絡先 |
436号室(環境水理研究室) 電子メール:yasuda.youichi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 17:00 ~ 19:00 436号室
金曜 駿河台 16:00 ~ 18:00 436号室
土曜 駿河台 13:00 ~ 16:00 436号室
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学生への メッセージ |
主体的に取り組まないと理解できない科目である。暗記の科目ではありませんので、論理展開の流れを把握し、基本的な技術力を育成する科目です。 |