2017年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 土木計画の基礎 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 金子・中村・島崎 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜1 火曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A21N A22N |
クラス | 1組 、 2組 | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 土木計画学とは,より良い社会の実現を目指して,私たちの生活を支える社会基盤施設(道路,鉄道,空港,港湾,上下水道,ダムや堤防など)を整備し運用するための理念や方法・手順を研究する学問です. 「土木計画の基礎」では,土木計画の意義や役割を事例を通じて学ぶとともに,計画を策定するうえで必要となる様々な分析手法を習得することで,社会基盤施設を適切に計画できる能力を身に着けることを目標とします. |
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授業形態及び 授業方法 |
パワーポイントを利用して授業を進めるが,受講生の便宜のため,スライドの内容を抜き刷りした冊子を配付します. なお,推定及び仮説検定については,1年次の「データの解析」で用いた教科書「土木・交通工学のための統計学-基礎と演習-」を用いて授業を行います. |
履修条件 | 「土木計画の基礎演習」を同時に履修することが望ましい. |
授業計画
第1回 | 土木計画の概要について 講義の内容,方法,日程など |
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第2回 | 土木計画のための統計手法(1) 基本統計量,確率分布,回帰分析 ※1年次「データの解析」の内容の復習が中心になります. |
第3回 | 土木計画のための統計手法(2) 標本分布(中心極限定理,大数の法則など) ※1年次の「データの解析」で用いた教科書「土木・交通工学のための統計学-基礎と演習-」を用います. |
第4回 | 土木計画のための統計手法(3) 推定(母平均の推定,母平均の差の推定,母比率の推定,サンプルサイズの決定など) ※1年次の「データの解析」で用いた教科書「土木・交通工学のための統計学-基礎と演習-」を用います. |
第5回 | 土木計画のための統計手法(4) 仮説検定(母平均の検定,母比率の検定,母平均の差の検定,χ2検定など) ※1年次の「データの解析」で用いた教科書「土木・交通工学のための統計学-基礎と演習-」を用います. |
第6回 | 土木計画のため分析手法(1) 実験計画法(フィッシャーの三原則,実験の分類など) |
第7回 | 土木計画のため分析手法(2) 分散分析(一元配置,二元配置など) |
第8回 | 土木計画のため分析手法(3) 調査方法(標本抽出法,標本率と標本誤差,調査票の作成) |
第9回 | 土木計画のため分析手法(4) 合意形成方法(ステークホルダー,PI,ワークショップ,社会実験など) |
第10回 | 土木計画のため分析手法(5) 分析事例紹介(総合都市交通体系調査,パーソントリップ調査など) |
第11回 | 土木計画のための数理解析手法(1) 関数の最適化(目的関数,制約条件,ラグランジェの未定乗数法など) |
第12回 | 土木計画のための数理解析手法(2) 線形計画法(図解法,シンプレックス法など) |
第13回 | 土木計画のための数理解析手法(3) 動的計画法(Bellmanの最適性原理,巡回セールスマン問題など) |
第14回 | 土木計画のための数理解析手法(4) 待ち行列理論(待ち行列の種類,ケンドール記号など) |
第15回 | 全体のまとめ |
その他
教科書 |
特に指定しない.
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参考書 |
必要に応じて授業中に紹介します.
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成績評価の方法 及び基準 |
期末の定期試験で評価する. |
質問への対応 | オフィスアワーもしくはメールにて対応します. |
研究室又は 連絡先 |
金子:駿河台キャンパス,E-mail:kaneko@civil.cst.nihon-u.ac.jp 島崎:駿河台キャンパス,E-mail:shimazak@civil.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:20 ~ 13:00 金子
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学生への メッセージ |
実社会において社会基盤施設の計画を進めていく上では,様々な制約条件や関係者の利害得失を考慮する必要があります.本科目では,そのための基礎となる概念や分析手法を学びます.多少難解な手法もありますが,あきらめずにしっかり身につけてもらいたいと思います. |