2017年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | コンクリート構造設計 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 関・梅村 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 水曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A31Q A32Q |
クラス | 1組 、 2組 | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | これまで学んだ力学を、材料の特性を理解して、カタチにする行為が設計です。そのカタチを検討する基礎が構造計算であり、力学が設計の中で、どのように使われるのかを理解することを目標にしています。ここでは、鉄筋コンクリートの梁モデルを中心に、荷重の理解、部材断面の性質、梁の構造理論を行い、配筋計算の意味を解説し、構造計算の流れを習得することを目標とします。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義による。 |
履修条件 | 力学の基礎I,II、応用力学、同演習、構造力学I、同演習、材料力学、ビジュアルスタディコンクリート、コンクリート工学から数科目履修していること。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス(4/15) 力学⇔材料学⇔設計学(構造工学)の位置け、設計=デザイン=DESIGN 構造と設計の関係、設計の概念(許容応力度法、限界状態設計法)、断面形状、断面積、単位体積重量 |
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第2回 | 断面の意味するもの(4/22) 図心、断面係数、断面二次モーメント、安定計算、核 |
第3回 | 鉄筋コンクリートの算定(4/29) 平面保持、線膨張係数、維ひずみ、鉄筋コンクリートの破壊、単鉄筋の算定方法 |
第4回 | 鉄筋コンクリートの算定(5/13) 鉄筋の役割、折り曲げ鉄筋、トラス理論、複鉄筋の算定方法 |
第5回 | 鉄筋コンクリートの算定(5/20) 曲げ応力と部材断面、縁応力度、軸力と曲げを受ける場合の算定方法 |
第6回 | 鉄筋コンクリートの算定IV(5/27) せん断応力度、平均せん断応力度、最大せん断応力度 |
第7回 | PC梁の設計(6/3) プレストレスレストコンクリートの原理、PC,PRC、クリープ |
第8回 | ●中間試験(6/10) 第1回から第7回までの内容 |
第9回 | 梁の設計I(6/17) 設計条件、許容応力度、材料定数 |
第10回 | 梁の設計Ⅱ (6/24) 断面力、断面力図、反力、せん断力図、曲げモーメント図 |
第11回 | 梁の設計Ⅲ (7/1) 鉄筋コンクリート、曲げ応力度照査、引張鉄筋、圧縮鉄筋、単鉄筋 |
第12回 | 梁の設計IV(7/8) 鉄筋コンクリート、曲げ応力度照査、引張鉄筋、圧縮鉄筋、複鉄筋 |
第13回 | 梁の設計V(7/15) 主応力、せん断応力度照査、斜め引張鉄筋量の照査、トラス理論 |
第14回 | 梁の設計Ⅵ(7/22) 終局強度の計算,コンクリートのひずみ、鉄筋量の照査 |
第15回 | 梁の設計Ⅶ(7/29) 図面の意義、構造図、配筋図、細目 |
その他
教科書 |
ガイダンスの際、提示します。
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参考書 |
講義中に提示します。
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成績評価の方法 及び基準 |
中間試験及び定期試験とする。 |
質問への対応 | オフィスアワーもしくはメイルにて対応 |
研究室又は 連絡先 |
関 文夫:3号館338号室 seki@civil.cst.nihon-u.ac.jp 梅村靖弘:3号館335号室 umemura@civil.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 12:10 ~ 12:40 関
金曜 駿河台 12:40 ~ 13:20 梅村
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学生への メッセージ |
力学の基礎から応用力学を学んできました。力学で求めた断面力をカタチにする行為が設計です。自分で設計するために、どのうような計算をすれば決められるのかを学べます。 |