2017年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 |
建設材料
アスファルト・鋼材・新素材の性質
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 梅村 靖弘 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 水曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | A33C A34D |
クラス | A・B前半 、 B後半・C | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | この授業は,土木構造物建造の社会的意義と使用される主な材料であるアスファルト舗装用 材,鋼構造物の鋼材,仮設構造物の鋼材等について設計,施工上の要求品質をもとに,それぞれの物理的,工学的性質の理解を深めることを目的とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業方法は,この授業用に編集した教科書を中心に,黒板・パワーポイントスライドを利用 して補足説明を行い,適宜,理解を深めるため講義開始時に小試験を実施する。 |
履修条件 | 特になし |
授業計画
第1回 | ガイダンス,学習目的,授業方法,授業計画,成績評価基準等の説明 日本の建設産業の歴史/日本の建設産業のしくみ |
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第2回 | 日本の建設産業の現状 土木構造物を支える主な土木材料 |
第3回 | アスファルト舗装道路のアスファルト混合物 社会条件・環境条件・設計条件・施工条件/道路の構造規格・耐久性・維持管理 |
第4回 | アスファルト舗装の施工 加熱アスファルト混合物の製造・運搬 / 過熱アスファルト混合物式敷均し・締固め |
第5回 | アスファルト混合物の材料 瀝青材料・骨材・フィラー/再生骨材 |
第6回 | 加熱アスファルト混合物の配合設計 アスファルト舗装の品質管理と検査 / 特殊な機能や構造をもつ舗装 |
第7回 | 鋼構造物の種類とその考え方 鋼橋の歴史 / 橋の形式 |
第8回 | 鋼構造物とその材料 鋼橋とコンクリート橋の比較 / 鋼材の種類 |
第9回 | 鋼材の力学的性質(その1) 応力とひずみの定義 /鋼材の応力・ひずみ関係 |
第10回 | 鋼材の力学的性質(その2) 弾性係数・降伏点・引張強さ/ 衝撃強さ /応力集中/疲労 |
第11回 | 鋼構造物の材料の品質と施工管理 材料・寸法・部材組立・溶接部・接合ボルト等の管理 |
第12回 | 鋼材の使用事例 仮設構造物における使用例 地下鉄工事の計画の考え方 / 地下鉄工事の仮設材料と設計・施工の考え方 |
第13回 | 土留め壁および中間杭立てこみ / 路面覆工 / 埋設防護/ 掘削/ 構築/ 埋設物復旧/ 埋戻し/ 道路復旧 |
第14回 | 新素材・新材料のの概念と利用の実例 新素材・新材料の分類/炭素繊維・アラミド繊維・ガラス繊維の性質/ジオシンセティック の利用例/発泡スチロール工法の利用例/繊維補強プラスチックの利用例 |
第15回 | 重要専門用語の復習 |
その他
教科書 |
原田 宏 『コンストラクションマテリアル』 鹿島出版会 2012年 第2版
この教科書は,日大木工系学科の卒業生により執筆されており実学重視の内容となっています。
来年度のコンクリート工学においても使用します。
販売方法は,ガイダンス時に説明いたします。
出版会社による直販を予定しています。
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参考書 |
特に指定しない.
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成績評価の方法 及び基準 |
定期試験・小試験の結果を総合評価して行う。 |
質問への対応 | 授業後または電子メールにて質問に対応。 オフィスアワーで対応 |
研究室又は 連絡先 |
研究室:駿河台校舎3号館335号室 材料工学(梅村)研究室 E-mail:umemura@civil.cst.nihon-u.ac.jp TEL/FAX:03-3259-0682 |
オフィスアワー |
水曜 船橋 12:20 ~ 13:10 6号館616室
金曜 駿河台 12:40 ~ 13:20 研究室
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学生への メッセージ |
この授業は建設工事の施工事例を挙げながら,そこで使用される建設材料について解説をします。施工の解説を通して,2年時以降に学ぶ専門教育科目の必要性を理解してください。 |