2017年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | コンクリート工学 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 深田 和志 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A43R |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | この授業は,土木構造物建造に使用される主な材料であるコンクリートと最近の新素材,新 材料についての設計,施工の要求品質をもとにそれぞれの物理的性質,工学的性質の理解を深めることを目的とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業方法は,教科書を中心に,黒板・パワーポイントを利用して説明を行い, 適宜,理解を深めるため小試験を実施する。 |
履修条件 | 毎回実施する小テストの間違ったところはもう一度自分で解き理解しておくこと。レポート提 出は期日に提出すること。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス:学習目的,授業方法,授業計画,成績評価基準等の説明 コンクリートの社会的役割 |
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第2回 | 前回の講義内容の復習の小テスト実施 セメントコンクリートの歴史 コンクリート構造物の種類 鉄筋コンクリート,鉄骨・鉄筋コンクリート,プレストレストコンクリート,無筋コンクリート |
第3回 | 前回の講義内容の復習の小テスト実施 コンクリートを構成する主要な材料 セメント,水,骨材,混和材料 |
第4回 | 前回の講義内容の復習の小テスト実施 コンクリート構造物の補強材 鉄筋,PC鋼材,構造用鋼材,新素材 |
第5回 | 前回の講義内容の復習の小テスト実施 フレッシュコンクリートの性質 ワーカビリティー,コンシステンシー,プラスティシティー |
第6回 | 前回の講義内容の復習の小テスト実施 コンクリートの性質 強度,弾性係数,乾燥収縮,クリープ,水密性 |
第7回 | 前回の講義内容の復習の小テスト実施 コンクリートの配合設計 配合設計の基本的考え方 |
第8回 | 前回の講義内容の復習の小テスト実施 コンクリート配合設計計算演習 |
第9回 | 前回の講義内容の復習の小テスト実施 コンクリート構造物の施工 鉄筋加工・配筋,型枠・支保工,フレッシュコンクリートの製造,運搬,打込み,締固め,仕上 げ,養生,脱型 |
第10回 | 前回の講義内容の復習の小テスト実施 コンクリートの品質管理と検査 品質管理と検査の基本的考え方/品質管理と検査 |
第11回 | 前回の講義内容の復習の小テスト実施 コンクリート構造物の耐久性 コンクリート構造物の劣化要因/コンクリート構造物の点検・調査診断 |
第12回 | 前回の講義内容の復習の小テスト実施 特殊コンクリートとプレキャストコンクリート 環境負荷低減型コンクリート,生物対応型コンクリート,マスコンクリート,流動化コンクリート,高流動コンクリート,高強度コンクリート,水中コンクリート,プレパックドコンクリート,水中不分離性コンクリート,水密コンクリート,転圧コンクリート,繊維補強コンクリート |
第13回 | 前回の講義内容の復讐の小テスト実施 新素材・新材料の概念 新素材・新材料の分類/新素材・新材料の性質 |
第14回 | 前回の講義内容の復習の小テスト実施 新素材・新材料の利用の実例 ジオシンセティックの利用/発泡スチロール工法/繊維強化プラスチックの利用 各講義で実施した小テストの解説 |
第15回 | 平常試験及びその解説 |
その他
教科書 |
建設材料で使用した教科書を引続き使用する。
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参考書 |
加藤佳孝・伊与田岳史・渡部正・梅村靖弘 『鉄筋コンクリートの材料と施工』 鹿島出版会 2012年 第1版
ビジュアルスタディコンクリートで指定した教科書を参考書として使用する。
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成績評価の方法 及び基準 |
定期試験,配合設計演習,小試験の結果を総合評価して行う。 |
質問への対応 | 授業後または電子メールで対応。 オフィスアワーで対応。 |
研究室又は 連絡先 |
梅村研究室:駿河台校舎3号館335号室 E-mail:umemura@civil.cst.nihon-u.ac.jp TEL/FAX:03-3259-0682 佐藤研究室:駿河台校舎4号館434A号室 TEL/FAX:03-3259-0654 E-mail:sato@civil.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
木曜 駿河台 13:20 ~ 14:50
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学生への メッセージ |
コンクリート構造物の維持管理は、益々重要になってきている。コンクリートの耐久性は、施工の良否が大きく関係することから,授業では、コンクリートの特性と施工管理で重要な点を関連付けて解説する。施工現場をイメージし易くするため、ビジュアルスタディコンクリートを同時に履修することを推奨する。 |