2017年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | ビジュアルスタディ構造 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 長谷部・小田 | 履修期 | 後期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 金曜1 金曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A51P A52O |
クラス | 1組 、 2組 | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | この科目は,2年に設置されている応用力学・構造力学Iに関連したテーマ,および構造工学に関する特に重要なテーマについて,ビデオ,ミニ実験等,ビジュアルな教材を活用し,体験的に学力をつけることを目標とする. |
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授業形態及び 授業方法 |
テーマごとに,ビジュアルな学習,補足講義,演習あるいは小テスト(総合テスト)をもって完結する. ビジュアルスタディ構造は,1組・2組を隔週で2コマ(1限,2限)連続で実施する.詳細・実施日はガイダンス時および掲示にて説明する. |
履修条件 | 「応用力学」「構造力学Ⅰ」を履修していることが望ましい. |
授業計画
第1回 | ガイダンス:授業の内容,成績評価法などについて説明する. テーマ(1a)はりの支点反力: はりに集中荷重を作用させたときの支点反力を計測し,理論値と比較,考察する. |
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第2回 | テーマ(1b)はりの影響線: はりに移動荷重を作用させたときの支点反力を計測し,理論値と比較,考察する. |
第3回 | テーマ(2a)はりのひずみの測定: 片持ちばりに集中荷重を作用させたときのひずみを計測し,ひずみの分布特性を理解する. |
第4回 | テーマ(2b)はりのひずみの精密測定: 片持ちばりに集中荷重を作用させたときのひずみを,ひずみゲージを用いて精密に測定する方法を学ぶとともに,ひずみの分布,応力とひずみの関係を理解する. |
第5回 | テーマ(3b)はりのたわみ(たわみの分布): 単純ばりと片持ちばりに集中荷重を作用させたときのたわみを計測し,理論値と比較,考察する. |
第6回 | テーマ(3b)はりのたわみ(断面形状の影響): 断面形状が異なるはりのたわみを計測し,理論値と比較するとともに,断面形状の影響を考察する. |
第7回 | テーマ(4a)トラス(安定・不安定): トラス構造物に集中荷重を作用させたときのトラス部材の変形を観察し,考察する. |
第8回 | テーマ(4b)トラス(軸力の圧縮と引張り): トラス構造物に集中荷重を作用させたときのさまざまな長さのトラス部材の変形を観察し,考察する. |
第9回 | テーマ(5a)長柱の座屈(講義と演習): 長柱の座屈について講義および演習・解説を行う. |
第10回 | テーマ(5b)振動(講義と演習): 構造物の振動現象について講義および演習・解説を行う. |
第11回 | テーマ(6a)長柱の座屈(座屈の理解): 長柱に圧縮力を作用させ,座屈が発生する状況を観察し,考察する. |
第12回 | テーマ(6b)長柱の座屈(長さおよび断面形状の影響): 長さと断面形状が異なる長柱に圧縮力を作用させたときの変形を観察し,考察する. |
第13回 | テーマ(7a)振動(1自由度バネ-質点系) 1自由度バネ-質点系の固有周期を計測し,理論値と比較,考察する. |
第14回 | テーマ(7b)振動(はりの固有周期,構造と共振): 1自由度はり模型の固有周期を計測し,理論値と比較,考察する.共振現象を観察し,考察する. |
第15回 | 総合演習: 本授業で取り扱った範囲を対象に演習を実施し,その解説を行う. |
その他
教科書 |
必要に応じて資料を配布する.
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参考書 |
特に指定しない.
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成績評価の方法 及び基準 |
テーマごとに行われるミニ実験,演習の結果を総合して成績評価する. |
質問への対応 | 授業時間中に教員が各グループを巡回しているので,その場で質問を受け付けます.大いに質問して下さい. |
研究室又は 連絡先 |
長谷部(hasebe@civil.cst.nihon-u.ac.jp, お茶の水校舎7階C709室) 小田(oda@civil.cst.nihon-u.ac.jp, 駿河台4号館5階457室) |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:10 ~ 13:40 小田
火曜 駿河台 17:00 ~ 18:00 長谷部
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学生への メッセージ |
構造物の挙動を体験することにより,授業・演習で学んでいる内容をまったく異なる角度から確認し,理解を深めることができます.楽しみながら実力がつく科目です. |