2017年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 都市計画Ⅱ | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 藤井・岩佐・福成 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B12D |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 |
概要
学修到達目標 | 前半は、頻発する地震や洪水などによる自然災害の実態を踏まえつつ、これからの都市における防災・減災のために必要な施策を理解する。後半は都市域における上下水道の役割やしくみ、今日的課題と施策などについて理解する。 本科目は、学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち、D「専門応用能力」の達成に主体的に関与する重要な科目です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義形式 福成、岩佐:パワーポイントと配布資料により講義を行う。 |
履修条件 | 福成:自然災害や都市問題に関して、幅広い関心があること。 岩佐:都市インフラ、とりわけ上下水道施設の今日的役割に関心があること 専門教育科目、両コース共通、社会・環境系群 |
授業計画
第1回 | 都市と防災(1):自然災害に脆弱な日本の都市- 我が国の地象・気象の特徴、気候変動とヒートアイランド現象、都市化の進展と災害の歴史、都市化とその社会的問題、自然災害による都市被害の大きさ、都市災害の特徴と課題 (自己学習時間:予・復習60分) |
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第2回 | 都市と防災(2):自然災害の現状 - 自然災害の種類、津波とその被害軽減策、土砂災害とその被害軽減策、その他自然災害;火山の噴火、竜巻、高潮、海岸浸食、豪雪、渇水 (自己学習時間:予・復習60分) |
第3回 | 都市と防災(3):都市と地震 - 地震の種類と頻度、被害を拡大させる社会的要因、地盤と建物、地震被害軽減策、阪神淡路大震災の事例 (自己学習時間:予・復習60分) |
第4回 | 都市と防災(4):都市と洪水 ー これまでの洪水、治水の歴史(利根川の事例)、河川の管理、都市河川の特徴と課題、新しい水害の形、豪雨災害の課題と今後の被害軽減策 (自己学習時間:予・復習60分) |
第5回 | 都市と防災(5):都市計画と防災 ー 災害に強い都市、市街地の火災と防火対策、防災資源の活用と都市防災施設、災害に強いまちづくり、レポートの課題提示 (自己学習時間:予・復習60分) |
第6回 | 都市と防災(6):これからの防災・減災対策 ー レポートの解説、現代都市における防災の3要素、防災から減災へ、総合的な治水対策、都市施設の維持管理と老朽化対策、社会資本整備と防災投資のあり方 (自己学習時間:予・復習60分) |
第7回 | 都市と防災(7):都市防災システム ー 自然災害と都市、減災と危機管理、災害に強い都市づくりのための課題、ハードとソフトを組み合わせた総合的な防災マネジメントシステム、復旧・復興・再生に向けた取り組み(東日本大震災の事例) (自己学習時間:予・復習60分) |
第8回 | 都市衛生(1):国土形成計画、社会資本整備重点計画等 ー 都市インフラの現状と課題を踏まえ都市衛生の観点からの取り組みを紹介 (自己学習時間:予・復習60分) |
第9回 | 都市衛生(2):水道の役割と歴史 ー 水道の役割と種類(運営形態)、水道の歴史(古代水道から近代水道)、日本の水道、普及状況、水道の歴史 (自己学習時間:予・復習60分) |
第10回 | 都市衛生(3):水道の計画・維持管理 - 水道施設、計画と水需要、維持管理、今日的課題と対応策 (自己学習時間:予・復習60分) |
第11回 | 都市衛生(4):下水道の役割、しくみと種類 - 下水道の役割、下水道の歴史(古代下水道から近代下水道)日本の下水道、普及状況、仕組み(分流式と合流式)と種類 (自己学習時間:予・復習60分) |
第12回 | 都市衛生(5):下水道計画と管路施設 - 下水道計画の流れ、管路施設の設計から建設までの留意点、レポート課題の提示 (自己学習時間:予・復習60分) |
第13回 | 都市衛生(6):水処理と汚泥処理、資源及び施設利用 - 水処理方法と施設、汚泥処理施設、資源と施設の利用、地球温暖化対策、レポート課題の解説 (自己学習時間:予・復習60分) |
第14回 | 都市衛生(7):下水道の維持管理と老朽化対策 ー 下水道施設の維持管理、老朽化対策への対応と耐震化、今日的課題と対応策 (自己学習時間:予・復習60分) |
第15回 | 平常試験及びその解説 |
その他
教科書 |
教科書は使用しない。必要な資料は授業のなかで配布する。
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
成績はレポート20%、試験80%【福成:50%(レポート10%、試験40%)&岩佐50%(レポート10%、試験40%)】で総合評価する. |
質問への対応 | 福成:講義終了後に対応する。 岩佐:講義終了後に対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
交通環境研究室(738室):藤井 |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:00 ~ 13:00 藤井
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学生への メッセージ |
福成:実践的で実務にも役立つ幅の広い学習を期待したい。 岩佐:実務を踏まえた講義に心がけるので、知識として習得することを期待する。 |