2017年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 |
ゼミナール
道路ネットワーク計画を行う能力の養成
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 峯岸・小早川 他 | 履修期 | 年間 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B23A |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは、道路交通問題とその解決策を実践的に習得することです。さらに、それらを通じてデータの分析・とりまとめ・プレゼンテーションなどに関する基礎的能力を学びます。 本科目は、学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち、F「生涯自己学習能力」の達成に主体的に関与する重要な科目です。また、D「専門応用学力」、E「実験・実習・演習を通した計画遂行能力」、G「デザイン・総合力」、I「ファシリテイト能力・コミュニケーション能力」の達成に補足的に関連する科目です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
グループワークを通じて、関連文献レビュー、データの集計・分析、計画案のとりまとめ・討議を行う。 |
履修条件 | 専門教育科目、両コース共通。 道路交通問題に関心があり、熱意をもって取り組む意思があること。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス、グループ編成 |
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第2回 | 1.日本の国土について学習する。 1.1日本の国土の状況とこれからの国土造りについて文献の収集整理を行う。 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第3回 | 1.2日本の国土の状況について全体発表と討議を行う。 ①国土の形成と日本列島の自然条件 ②国土の社会条件とこれまでの国土造り (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第4回 | 1.3これからの国土造りについて全体発表と討議を行う。 ①これからの国土造り ②国土のグランドデザイン2050 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第5回 | 2.地域交通計画のためのフィールドスタディを行う。 -バスプローブデータを用いた地域交通の問題点の抽出 2.1 H28年度ゼミナール成果の確認とガイダンス (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第6回 | 2.2対象路線の概況 (1)対象バス路線の概況整理 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第7回 | 2.2対象路線の概況 (2)道路交通状況の分析(1) ・H22年度道路交通センサスを用いた道路交通状況 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第8回 | 2.2対象路線の概況 (3)道路交通状況の分析(2) ・主要渋滞ポイントと事故多発箇所 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第9回 | 2.2対象路線の概況 (4)時間信頼性評価値算出のための区間設定 (自己学習時間:予習30分、復習30分 |
第10回 | 2.2対象路線の概況 (5)対象路線の状況に関するプレゼンテーション (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第11回 | 2.3時間信頼性指標を用いたサービス水準評価 (1)バスプローブデータの整理 ・対象路線の対象プローブデータを抽出 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第12回 | 2.3時間信頼性指標を用いたサービス水準評価 (2)バスプローブデータの集計① ・ピーク時間帯のバス停間および区間別の平均所要時間の算出 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第13回 | 2.3時間信頼性指標を用いたサービス水準評価 (2)バスプローブデータの集計② ・ピーク時間帯のバス停間および区間別の平均所要時間の算出 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第14回 | 2.3時間信頼性指標を用いたサービス水準評価 (2)バスプローブデータの集計③ ・ピーク時間帯のバス停間および区間別の平均所要時間の算出 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第15回 | 2.3時間信頼性指標を用いたサービス水準評価 (3)時間信頼性指標値の算出 ・累加曲線図 ・BTI (Buffer Time Index)=(90%タイル-平均所要時間)/平均所要時間 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第16回 | 2.3時間信頼性指標を用いたサービス水準評価 (4)サービス水準の評価と考察 ・対象路線において顕在化された問題区間を抽出と原因を考察 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第17回 | 2.3時間信頼性指標を用いたサービス水準評価 (5)検討成果のプレゼンテーション (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第18回 | 3.地方公共交通のサービス状況を実感する。 -バスプローブデータを用いたバス交通のサービスレベル 3.1バス予定時刻との差分でみる時間信頼性評価 (1)データセットの作成① ・実時刻と予定時刻との差分によるデータセットを作成 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第19回 | 3.1バス予定時刻との差分でみる時間信頼性評価 (1)データセットの作成② ・実時刻と予定時刻との差分によるデータセットを作成 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第20回 | 3.1バス予定時刻との差分でみる時間信頼性評価 (2)時間信頼性指標値の算出 ・累加曲線図 ・BTI (Buffer Time Index)=(90%タイル-平均所要時間)/平均所要時間 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第21回 | 3.2バスの遅れに関する要因の分析 (1)2.を踏まえた要因分析 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第22回 | 3.2バスの遅れに関する要因の分析 (2)検討成果のプレゼンテーション (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第23回 | 4.日本の道路行政(制度)について学習する。 4.1(1)Road in Japanを用いて日本の道路行政を概括し、全体発表と討議を行う。 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第24回 | 4.1(2)Road in Japanを用いて日本の道路行政を概括し、全体発表と討議を行う。 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第25回 | 4.2(1)日本の道路網体系について文献整理を行い、全体発表と討議を行う。 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第26回 | 4.2(2)日本の有料道路制度について文献整理を行い、全体発表と討議を行う。 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第27回 | 4.2(3)日本の立体道路制度について文献整理を行い、全体発表と討議を行う。 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第28回 | 4.3(1)道路行政の実践例について講義する。 (自己学習時間:復習30分) |
第29回 | 4.3(2)道路行政の実践例について講義する。 (自己学習時間:復習30分) |
第30回 | 5.全体のとりまとめと振り返りを行う。 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
その他
教科書 |
用いない。適宜、参考資料を紹介する。
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参考書 |
『国土と日本人』 大石久和 中公新書 2012年
「道路交通技術必携」(交通工学研究会)、「道路の交通容量」(日本道路協会)
その他、必要に応じて適宜紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
全体のグループワークでの自主的な活動(文献整理、調査の準備、調査結果の取り纏め、報 告書の作成)の状況によってF「生涯自己学習能力」とE「実験・実習・演習を通した計画的遂行能力」の基礎が習得できたか(60%)を、計画の立案において他の講義で習得した方法をどのように応用したかによってD「専門応用学力」を習得できているか(20%)を、現地でのワークショップにおける討議などと発表、学術講演会での発表における態度、内容などによってI「ファシリテイト能力・コミュニケーション能力」が習得できているか(20%)を評価する。 なお、80%以上の出席がない場合は、不合格とする。 |
質問への対応 | ゼミの時間内に受け付ける。 オフィスアワー時に対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
道路マネジメント研究室(7号館1階7111室) |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:30 ~ 13:00 下川
火曜 船橋 12:30 ~ 13:00 下川
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学生への メッセージ |
日頃より道路交通問題や時事問題に関心を持ち、意欲をもって取り組める学生を歓迎します。 |