2017年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 | 数理統計学Ⅰ | ||
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設置学科 | 建築学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 久保田 直樹 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C11M |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 |
概要
学修到達目標 | 統計学で必要とされる確率論の基礎を学び,検定に代表される推測統計の方法論・考え方の基本を理解する. 代表的な確率分布などについて理解し,問題に応じて適切な手法を選択・判断できるようになる. |
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授業形態及び 授業方法 |
主に板書による講義形式で行う. |
履修条件 | 微分積分学 I, II の内容,線形代数学 I の内容 |
授業計画
第1回 | ガイダンス:講義形式や成績評価,必要な予備知識などの説明,数理統計学の内容に関する俯瞰的解説を行う. |
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第2回 | 記述統計1: データと基本統計量(平均,中央値,分散,標準偏差など)について理解する. |
第3回 | 記述統計2: 表やグラフからデータを読み取り,基本統計量の計算を行う. |
第4回 | 記述統計3: 散布図と相関係数の関係について理解する. |
第5回 | 確率論の初歩: 標本空間などを定義し,確率論の枠組み,基本となる計算手法,その解釈などを解説する. |
第6回 | 確率論の補足1: 確率変数の概念を導入する.また,期待値などを定義しその意味を解説する. |
第7回 | 確率論の補足2: 条件付き確率の概念を導入し,ベイズの定理など関連する話題について解説する. |
第8回 | 確率密度: 平均値と物体の重心の相似などについて述べ, 確率密度関数のイメージをつかむ. |
第9回 | 分散: 物体の慣性モーメントとの関連から,分散のイメージを構成する。確率母関数を導入する. |
第10回 | 確率分布1: 度数分布表をもとに,確率分布のイメージをつかむ. |
第11回 | 確率分布2: 確率密度関数,確率分布関数を導入し,その性質を調べる. |
第12回 | 2項分布: 2項分布を紹介し,その性質を述べる.標本数を無限大にした場合にどうなるかの問題提起をする. |
第13回 | ポアソン分布: ポアソン分布を導入し,基本性質を述べる. |
第14回 | 正規分布: 中心極限定理を紹介し,そこに現れる正規分布の性質を述べる. |
第15回 | 平常試験及びその解説 |
その他
教科書 |
石村園子 『やさしく学べる統計学』 共立出版 2006年
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参考書 |
服部哲弥 『統計と確率の基礎』 学術図書 2012年 第3版
馬場敬之,久池井茂 『統計学 キャンパスゼミ』 2012年
高杉豊,馬場敬之 『演習 統計学 キャンパスゼミ』 2011年
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験での評価を基本とする. 成績評価の配分は,平常試験(60%),レポート・小テスト(40%)です. |
質問への対応 | 講義中又は講義終了後が確実です. それ以外の時間での質問対応は,日時などを事前に相談し行います. |
研究室又は 連絡先 |
第一回の授業時にお知らせします. |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 10:40 ~ 12:10 1号館講師室
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学生への メッセージ |
熱意を持って取り組むことを期待します. |