2017年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 | 不動産維持管理 | ||
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設置学科 | 建築学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 正田 浩三 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C32X |
クラス | 企画経営コース | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 建築物本来の目的は,竣工後に目標とした機能が正常に働き、その性能としての「環境」が期待どおりに確保されることにある。しかもこれらの機能・性能は建築物を使用している間はずっと要求を満足するものでなければならないことを認識し,居住・サステナブルの理論から建築物の生産課程の重要性を理解し、それを説明することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
座学を主とする。毎回テーマを設定し,ワンシートレポートとしてまとめて提出する。 状況に応じて,グループ討議等を加えることがある。 |
履修条件 | 建築物および建築生産過程と、建築物の機能・性能に興味を持っていること。 建築物はどのように利用・使用されるのかを考えていること。 建築物と人の生活との関連性に留意していること。 |
授業計画
第1回 | 本講座の方向性と位置づけについて 講義の全体スキームと関連用語の説明 関連する新聞・雑誌等の記事を配布し説明 リポート提出 |
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第2回 | 維持管理の必要性と基本的な考え方について 建築行為としてのメンテナンス リポート提出 |
第3回 | 建築物の機能・性能と維持管理の関係について リポート提出 |
第4回 | 建築環境システムと維持管理の関係について リポート提出 |
第5回 | 建築物のLCCと維持管理の関係について リポート提出 |
第6回 | 建築生産プロセスにおける維持管理要素の位置づけ 維持管理情報のフィードフォワードシステムについて リポート提出 |
第7回 | 維持管理業務の体系と関係法令について リポート提出 |
第8回 | 維持管理業務と設計・施工と維持管理の関係について(1)環境衛生管理 故障・支障・トラブル事例について リポート提出 |
第9回 | 維持管理業務と設計・施工と維持管理の関係について(2)機能管理 故障・支障・トラブル事例について リポート提出 |
第10回 | 維持管理業務と設計・施工と維持管理の関係について(3)安全管理 故障・支障・トラブル事例について リポート提出 |
第11回 | 維持管理業務と設計・施工と維持管理の関係について(4)リニューアル・リノベーション・故障・支障・トラブル事例について リポート提出 |
第12回 | 建築図面を維持管理の視点で読む方法について 維持管理要素のチェックリスト リポート提出 |
第13回 | 不動産の流動化とAM・PM・FMの関係について(新しい職能・職域) リポート提出 |
第14回 | 維持管理計画のスキームについて 総合理解度測定のためのインスペクションリポートの出題 (目標・目的、作成方法等の説明) |
第15回 | インスペクションリポートの提出及び説明 不動産経営と維持管理に関する建築技術者の在り方他について |
その他
教科書 |
テーマ毎に独自に作成した資料を配布します。また、関連する新聞の記事、雑誌の記事、参考となる書籍の紹介などを実施いたします。
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
インスペクションリポート50点 + 毎講義時に提出するリポート50点として総合的に評価する。 |
質問への対応 | 授業時間内、またはその前後(講師室)に可能な限り対応いたします。 |
研究室又は 連絡先 |
窓口:都市計画研究室(宇於崎) 595B室 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
建築の原点を幅広い視点から見てみようという方是非参加してください。ストック&メンテナンスの時代を迎えた現在、居住、サステナブルの理論へのシフトは必然です。建築生産プロセスの本来的なあり方を一緒に考えて行きましょう。FMをはじめとする新しい職能が求められています。 |