2017年 理工学部 シラバス - 海洋建築工学科
設置情報
科目名 |
建築計画Ⅰ
建築の基礎(建築とは何かを知る)
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設置学科 | 海洋建築工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 畔柳 昭雄 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | D31C |
クラス | 1年生 | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 海洋建築工学を学ぶ上で、その基礎となる建築工学における一分野である“建築計画学”の初歩的事項を学修する。ここでは「建築とは何か」「建築の背景」「建築の手がかり」を通じて、建築計画に要される基礎知識の習得を図り、合わせて海洋建築工学において必要となる海洋建築物の計画に対する基本的知識を修得することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
パワーポイントと板書などにより、建築計画学の具体的な様相の解説をビジュアルに行い、教科書及び参考資料を基に講義を行う。 |
履修条件 | 授業を受講するためには、指定された教科書を授業日に必ず持参し、講義に臨むこと。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス:シラバスの内容を確認し、授業に臨むこと等を解説し、受講方法と教科書及び参考書等について説明。建築計画学とは何か について解説。 |
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第2回 | 建築を知るための建築の背景:人間生活に係る(私的・公的)建築物の多様性及び海に係る建築物についての解説。 |
第3回 | 建築をつくりための手順を理解するため、建築の構想と計画と設計の違いを解説:建築企画から建築計画、そして建築設計について解説。 |
第4回 | 建築家と建築作品について解説:建築とは、名作と呼ばれる建築作品とは、水と建築が生み出す修辞性とは、などについて解説。 ここまでの授業内容について理解度確認のレポート出題 |
第5回 | 建築やそこで暮らす人々に係わる自然環境条件について、風土と建築により解説する。:環境条件に基づく建築空間のあり方、アジアの風土的建築、特に水上住居や集落などについて世界の状況を具体的事例を用いて解説。 |
第6回 | 建築の形態や意匠に深くかかわる“文化”について、解説する。:文化が建築や都市をつくる 水文化と建築などについて世界の事例を通して具体的に解説。 |
第7回 | 建築の成立について、社会と建築により解説する。:社会と建築のあり方 建築思想としての海上都市構想など時代の要請が生み出す新たな建築の流れや考え方について解説。 |
第8回 | 建築に求められる社会的要請について世界の動向を解説する。:世界環境会議を背景とした都市環境やサスティナビリティと建築について解説。 理解度確認としてのレポート等出題 |
第9回 | 建築における空間とそこでの人間行動について解説る。特に1970年代後半からの環境心理学的考え方を背景とした空間の領域、範囲などについて解説する。:行動と環境、行動と形態などについて具体的事例に基づき解説。 |
第10回 | 建築の役割について、機能と空間から解説する。:建築に求められる機能・用途と空間・形態及び空間的規模などについて具体的事例に基づき解説。 |
第11回 | 建築をつくるための手順としての〝計画”の手がかりについて解説する。:建築における確定要素と不確定要素について解説、また、建築における空間をつくるうえで要される寸法計画について解説。 |
第12回 | 建築に求められる機能や用途について解説する。建築の利用の計画:利用行為と空間や規模の関係性から具体的事例に基づき解説。 |
第13回 | 建築に求められる機能や用途を満たすための空間の規模について解説する。規模の計画:利用圏域と変動要因などに基づき事例を通して解説。 |
第14回 | 建築計画学において要される専門用語や基礎知識について総合的に解説。 全体を通じての理解度確認レポート出題 |
第15回 | 理解度確認試験及び解説 |
その他
教科書 |
建築計画教材研究会 『建築計画を学ぶ』 理工図書 2013年 第改定1版
授業受講の上では必ず教科書を準備すること
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参考書 |
建築作品に関する月刊誌等を購読してほしい
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成績評価の方法 及び基準 |
理解度確認試験及び定期試験と授業中に出題する演習及びレポート等の提出に基づく評価 |
質問への対応 | 原則として授業中 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎13号館1346室 親水工学研究室 tel047-469-5424 |
オフィスアワー |
水曜 船橋 12:20 ~ 13:20
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学生への メッセージ |
海洋建築工学を学ぶ上での基礎的教科のため、しっかり勉強してほしい |