2017年 理工学部 シラバス - 海洋建築工学科
設置情報
科目名 | 構造力学Ⅰ | ||
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設置学科 | 海洋建築工学科 | 学年 | 6年 |
担当者 | 中西 三和 | 履修期 | 年間 |
単位 | 4 | 曜日時限 | 水曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | D34C |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 |
概要
学修到達目標 | 力学理論に基づいて、静定骨組構造物(はり、ラーメン、トラス)に外力が作用した場合の内力(断面力)や変形を理論的に求める方法を学ぶ。 建築物・海洋建築物の設計には欠かすことのできない基礎知識である。 |
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授業形態及び 授業方法 |
力の釣り合い条件に基づく解法を中心に学ぶ。授業内容は、併行して設置されている「構造力学演習Ⅰ」と同時進行する。 「構造力学演習Ⅰ」では「構造力学Ⅰ」の講義内容の理解を深めるために演習問題を課す。 |
履修条件 | 必修:「構造力学演習Ⅰ」を同時に受講することを原則とする。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス 構造力学と構造設計,建物の地震被害例 |
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第2回 | 力の概念・力の単位、力の合成と分解(図式解法:示力図、連力図) |
第3回 | 力のモーメント、偶力・偶力のモーメント、力の平行移動 平行力の合成、分布荷重 |
第4回 | 力の合成と分解(数式解法) 力の釣り合い条件 |
第5回 | 支持方法・支点の仮定 反力計算:片持ばり、単純支持ばり |
第6回 | 反力計算 : 3ピン、3ローラー構造 反力の図解法 : 単純支持構造 |
第7回 | 反力の図解法 : 3ピン、3ローラー構造 |
第8回 | 静定骨組の応力計算:断面力・符号・応力の図示法 |
第9回 | 片持ばり、単純支持ばりの応力計算および図解法 : 曲げモーメントとせん断力の関係 |
第10回 | 片持ばり形式のラーメンの応力計算および図解法 : 曲げモーメント図、せん断力図、軸力図 |
第11回 | 単純支持形式のラーメンの応力計算および図解法 : 曲げモーメント図、せん断力図、軸力図 |
第12回 | 3ピン、3ローラー構造の応力計算および図解法 : 曲げモーメント図、せん断力図、軸力図 |
第13回 | 複雑な形のラーメンの応力計算 |
第14回 | 複雑な形のラーメンの図解法 |
第15回 | 静定ラーメンの応力計算及び図解法のまとめ |
第16回 | 骨組の安定・不安定の判別,静定・不静定の判別式 |
第17回 | 静定トラスの応力:概説、諸仮定等 |
第18回 | 静定トラスの解法:節点の釣合(図解、数式)、トラスの性質 |
第19回 | 静定トラスの解法:解法の種類、Cremonaの図解法 |
第20回 | 静定トラスの解法:Ritterの切断法 |
第21回 | 静定トラスの解法:平行弦トラスの性質,合成骨組の解法 |
第22回 | 静定骨組の変形:質点・剛体に働く力群の仮想仕事 |
第23回 | 静定骨組の変形:弾性体の仮想仕事、基礎式 |
第24回 | 静定骨組の変形の解析:軸力とによる変形、トラス |
第25回 | 静定骨組の変形の解析:曲げとせん断による変形、はり |
第26回 | 静定ラーメンの変形,相対変位、変角 |
第27回 | 基本撓角と積分公式 |
第28回 | 節点系仮想仕事式:基本原理、固定端モーメント、剛比 |
第29回 | 応力法:不静定構造物の解法 |
第30回 | 平常試験 |
その他
教科書 |
構造力学研究会編 『建築構造力学(上)』 理工図書 2011年 第1版
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
定期試験の結果を評価基準の基本とするが、演習課題も考慮する。 |
質問への対応 | 研究室にて、随時質問に対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
13号館6階1361号室 |
オフィスアワー |
水曜 船橋 12:10 ~ 13:10 13号館6階 1361室
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学生への メッセージ |
選択科目「構造力学演習Ⅰ」を同時に必ず受講すること。 |