2017年 理工学部 シラバス - 海洋建築工学科
設置情報
科目名 |
沿岸域工学
沿岸域利用の基礎知識
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設置学科 | 海洋建築工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 小林 昭男 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | D54B |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 沿岸域の管理において工学的手法を利用するための基礎知識として,①海岸地形,②海岸付近の波の振舞い,③波と構造物の相互作用の3項目の考え方と技術の理解を目的とする. |
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授業形態及び 授業方法 |
授業内容の要点や画像のスライド表示と印刷教材を用いて授業を行う。 毎回の授業(90分)では,初めに理解すべき重要事項を3つ挙げ(5分),引き続いて各項目の解説を行い(各25分),最後に理解の確認を行う(10分)。 |
履修条件 | 海洋学Ⅰ・Ⅱ,水波工学Ⅰ,海洋環境工学で学習したことを復習しておくこと |
授業計画
第1回 | 海岸環境問題概説:防護・利用・環境と管理・法制度(快適な海岸と不快な海岸,無秩序な利用と侵食) |
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第2回 | 【第1部 海岸地形】 海岸:海岸地形の形成過程と構成材による分類,海岸の動植物 |
第3回 | 海岸地形寝形成過程:漂砂,海岸の縦断面地形,海岸の平面地形 |
第4回 | 海岸侵食:海岸侵食の要因,侵食対策(構造物と土砂管理) |
第5回 | 侵食対策:侵食対策の流れ,実態調査,対策の選択 |
第6回 | 第1部のまとめと理解度確認 |
第7回 | 【第2部 海岸付近の波】 長周期の波:天文潮,気象潮,津波,閉鎖性海面の長周期振動 |
第8回 | 風波の発達とうねりの伝搬:風域内の波,風域外の波,波の統計的性質 |
第9回 | 浅海域の波(1):波の屈折・回折と簡易な推算方法,換算沖波 |
第10回 | 浅海域の波(2):波の浅水変形・砕波と簡易な推算方法,波の変形の数値計算による推算 |
第11回 | 第2部のまとめと理解度確認 |
第12回 | 【第3部 波と構造物の相互作用】 構造物による波の変形:打上げ,越波,反射と伝達 |
第13回 | 柱状構造物に作用する波力:構造物による波の変形と波力,小口径・大口径柱状構造物に作用する波力 |
第14回 | 壁体構造物に作用する波力:防波堤,防波堤に作用する波力,防波堤の安全性照査 |
第15回 | 第3部のまとめと理解度確認 |
その他
教科書 |
印刷教材をmoodleに掲示するので,予習・復習に活用しましょう
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参考書 |
岩田好一朗, 青木伸一, 関口秀夫, 水谷法美, 『海岸環境工学』 朝倉出版 2008年 第1版
日本海洋学会沿岸海洋研究会 編 『詳論沿岸海洋学』 恒星社厚生閣 2014年 第1版
細田龍介・山田智貴 『環境と海洋』 大阪経済法科大学出版部 2012年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
理解度確認のための平常試験 100% |
質問への対応 | 随時受け付けます。 |
研究室又は 連絡先 |
沿岸域工学研究室:13号館3階1335室 |
オフィスアワー |
火曜 船橋 16:40 ~ 18:10
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学生への メッセージ |
良い海洋建築を計画・設計するために,沿岸域の環境を楽しく学びましょう。 |