2017年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | 都市経営学 | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 広井 義政 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E43N |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 都市(インフラ・建築物)を経営(建設・維持管理・運営)する主体(国・自治体・民間・その他)と各々の目的や役割を把握し、現代の多様化する都市経営モデルを学ぶ。 また、実際のまちづく事業に関するケーススタディを通じて、都市を動かすメカニズム(事業の仕組み)を理解する。 これらにより、まちづくりを経営的な視点から捉え、考え、解決するための知識を身に着けることを目的とする。 本科目は、まちづくり工学科の学習・教育到達目標A~Iのうち、D「専門応用学力」の達成に主力的に関与する重要な科目である。また、G「デザイン・総合力」の達成に補足的に関与する科目である。 |
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授業形態及び 授業方法 |
主としてパワーポイントによる講義を行う。 また、まちづくり事業に関する演習や事例視察も行う。 |
履修条件 | 選択科目。特になし。 |
授業計画
第1回 | 「都市経営学について」 都市の歴史的変遷/都市経営を取り巻く現状と課題/都市経営の概念/講義の進め方 |
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第2回 | 「都市経営の取り組み(1)」 行政の財政問題について/財政問題に対する国及び自治体の取り組み/経済対策としてのま ちづくり |
第3回 | 「都市経営の取り組み(2)」 インフラ老朽化問題について/インフラ整備(公共事業)を巡る論点/適正なインフラの整 備と管理に向けて |
第4回 | 「都市経営の取り組み(3)」 人口減少・高齢化問題について/人口減少問題に対する国及び自治体の取り組み/コンパク トなまちづくりの必要性と現状 |
第5回 | 「都市経営の取り組み(4)」 都市経営を取り巻く課題と対応について(総括及び意見交換) |
第6回 | 「都市経営モデルの変革(1)」 まちづくりの主体について/公民連携(PPP)の世界的潮流について/我が国における公 民連携の取組み(民営化、指定管理者制度など) |
第7回 | 「都市経営モデルの変革(2)」 PFI事業の制度内容/PFI事業事例/PFI事業の推進上の課題 |
第8回 | 「都市経営モデルの変革(3)」 様々な都市経営モデルの誕生(PRE、コンセッション方式など) |
第9回 | 「都市経営モデルの変革(4)」 都市経営モデルの変革と今後の在り方について(総括及び意見交換) |
第10回 | 「まちづくり事例視察」 都市経営の観点から特徴的なまちづくり事例の視察を実施 |
第11回 | 「まちづくり事業の仕組み(1)」 まちづくりに関する様々な事業手法/不動産事業の基礎的な仕組みについて |
第12回 | 「まちづくり事業の仕組み(2)」 不動産事業の仕組み(演習及び解説) |
第13回 | 「まちづくり事業の仕組み(3)」 再開発事業の活用類型と基礎的な仕組みについて |
第14回 | 「まちづくり事業の仕組み(4)」 再開発事業の仕組み(演習及び解説) |
第15回 | 「平常試験及び解説」 |
その他
教科書 |
特になし。
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参考書 |
講義の中で適宜提示する。
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成績評価の方法 及び基準 |
講義中のレポート(25%)、演習(15%)、平常試験(60%) |
質問への対応 | 原則として、講義後に教室で受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
授業中に提示する。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
これからのまちづくりに携わる上では、都市を巡って起こっている様々な事象について、経営的な視点から俯瞰し、それらが将来のまちづくりにどのような影響を及ぼすのかを予見する力が必要です。その基になる知識を是非学んでください。 |