2017年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
| 科目名 |
ゼミナール
だれもが健康安全で疎外感を感じることなく平等に暮らせるまちづくりの技術
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|---|---|---|---|
| 設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 3年 |
| 担当者 | 天野・高村・押田 | 履修期 | 年間 |
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜6 |
| 校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E66M |
| クラス | |||
| ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
| 履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
概要
| 学修到達目標 | まちづくりは一人ひとりの人間生活の探求からはじまると考えています。 人間の心理的行動や身体機能に興味がある人は、生活者視点からまちを考えてみてください。 研究室では、特別な人々の特別な行動や身体機能をだけを探求するわけではありません。まちにはさまざまな人々によって構成されていることを知ることは、社会を知ることにつながると思います。 私は、みなさんにはまちづくりを「社会」という広い視野で見ることができる人になることを目標にしています。 |
|---|---|
| 授業形態及び 授業方法 |
本研究室では、生活者すべての社会における平等と幸福追求をまちづくりの視点から実現させることを目標にしています。ところが、現在のまちづくりは最大幸福原理にもとづいたものとなっています。しかし、そこで生活する人々はさまざまな年齢構成と多様な思想、そしてそれぞれが身体的、精神的な特性をもっています。その中で、「平等」の思想は置き去りにされ、疎外感を持つ人がいるまちは長く愛されるまちにはなりません。 人々の平等と公共性の両立を、工学的な手段を用いてまちづくりを考えます。 <主題>高齢者、障害者、子ども、妊産婦、女性の社会進出など、多様な人々によって構成される社会におけるまちづくり ・人の知覚が行動のための情報を提供していること(アフォーダンス)から、さまざまな人間特性をもつ人々を分析して、行動に適合できるまち環境の形成する(子ども、高齢者、そして知的、発達、精神障害者など) ・安全・安心なまちづくりのために、問題点の抽出とその解決法の探求(調査もしくは実験) ・公共空間の適正配置、動線計画、サイン計画、色彩計画などに関する研究 ・住みやすい、家事をしやすい住環境 働きやすい職場環境、集いやすく楽しい公共空間 ・暮らしと遊び 子どもの発達からみた公園遊具や安全、建築安全計画など |
| 履修条件 | とくにない。 |
授業計画
| 第1回 | ガイダンス、研究分野紹介 |
|---|---|
| 第2回 | 研究を始めるにあたって文献入手、検索 |
| 第3回 | 研究基礎ゼミ1(講義と討論) |
| 第4回 | 研究基礎ゼミ1(講義と討論) |
| 第5回 | 研究基礎ゼミ1(自主テーマ発表) |
| 第6回 | ユニバーサルデザインを意識したプレゼンテーション技法 |
| 第7回 | 福祉まちづくり見学会(先進事例、他) |
| 第8回 | 見学会報告の作成とプレゼンテーション |
| 第9回 | 福祉まちづくりに関する外部研究会参加 |
| 第10回 | 研究会参加報告と討議 |
| 第11回 | 研究基礎ゼミ2(講義と討論) |
| 第12回 | 研究基礎ゼミ2(講義と討論) |
| 第13回 | 研究基礎ゼミ2(自主テーマ発表) |
| 第14回 | まちづくり関連業界研究と自己診断と他者評価 |
| 第15回 | 卒業研究生中間発表会への参加と意見交換 |
| 第16回 | ガイダンス、専門教育とキャリア形成(進路、就職) |
| 第17回 | 基礎ゼミ3(講義と討論) |
| 第18回 | 基礎ゼミ3(講義と討論) |
| 第19回 | 基礎ゼミ3(自主研究発表) |
| 第20回 | 福祉まちづくりに関する外部研究会参加 |
| 第21回 | 研究会参加報告と討議 |
| 第22回 | 福祉まちづくり見学会(先進事例、他) |
| 第23回 | 基礎ゼミ4(講義と討論)研究を進めるにあたって |
| 第24回 | 基礎ゼミ4(講義と討論)研究を進めるにあたって |
| 第25回 | 基礎ゼミ4(自主研究発表) |
| 第26回 | 自由研究指導 |
| 第27回 | 自由研究指導と中間発表 |
| 第28回 | 理工学部学術講演会参加 |
| 第29回 | 自由研究指導 |
| 第30回 | 自由研究発表・プレゼンテーション |
その他
| 教科書 |
とくにない。
必要な資料等はその都度紹介する。
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|---|---|
| 参考書 |
必要な資料等はその都度紹介する。
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| 成績評価の方法 及び基準 |
70%以上の出席が必要。 そのうえでゼミナールに自主的に参加し、課題を遂行し、それについて適切にプレゼンテーションや他者との意見交換ができることなど、またそのための努力研さんをしていることを総合的に評価する。 |
| 質問への対応 | ゼミナールの時間中に対応する。 |
| 研究室又は 連絡先 |
初回ゼミナール実施時に開示する。 |
| オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:10 ~ 13:00 八藤後研究室
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| 学生への メッセージ |
まちづくり全般における興味が引き出せるようなゼミにしたいと思っています。 また、自分で研究を企画、実施、分析、論文作成、プレゼンテーション、質疑応答までの一連の流れを体験し、次年度の卒業研究に備えたいと思っています。 参加学生の意見や要望を聞きながら、プログラムを構成していくつもりです。 就職や進学など、将来の進路をはじめとした今後のキャリア形成に関する話題も随時取り上げます。(個人面談含む。) |