2017年 理工学部 シラバス - 機械工学科
設置情報
科目名 | 材料力学Ⅱ | ||
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設置学科 | 機械工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 上田 政人 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | F35P |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 物体に力が作用すると物体は運動をしたり変形をするが、材料力学では主として物体の変形について調べる。変形する物体の内部では内力が生じ、内力が大きくなると物体は破壊する。材料力学は物体の変形及び強度について学ぶ学問である。具体的には、以下の項目を達成目標とする。 1)曲げ応力を求めることができる。 2)断面二次モーメントを求めることができる。 3)はりのたわみを求めることができる。 4) はりの不静定問題において反力及び反モーメントを求めることができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
再履修クラスであるので,演習をメインにした講義形式で実施する。 |
履修条件 | 2年次に設置されている材料力学IIを受講していること。 |
授業計画
第1回 | ・材料力学Ⅱの講義内容の説明 ・梁のせん断応力図と曲げモーメント図 予習:教科書4.1章,4.2章 |
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第2回 | 【曲げ応力(1)】 曲げ応力,単純曲げ理論 予習:教科書4.3章,4.6章 |
第3回 | 【曲げ応力(2)】 曲げ変形を生じる梁の曲げ応力 予習:教科書4.6章 |
第4回 | 【曲げ応力(3)】 基本的な断面(長方形、円、三角形など)の図心,断面二次モーメント 予習:教科書4.7.1章,4.7.2章 |
第5回 | 【曲げ応力(4)】 断面二次モーメントに関する平行軸の定理と複合断面の断面二次モーメント 予習:教科書4.7.3章 |
第6回 | 【曲げ応力(5)】 集中荷重及び曲げモーメントを受ける梁の曲げ応力 予習:教科書4.6章 |
第7回 | 【曲げ応力(6)】 分布荷重を受ける梁の曲げ応力 予習:教科書4.6章 |
第8回 | 第1回~第7回までの範囲に関する平常試験とその解説 |
第9回 | 【曲げによる梁のたわみ(1)】 曲げによる梁のたわみに関する基礎方程式 予習:教科書5.1章,5.2章 |
第10回 | 【曲げによる梁のたわみ(2)】 梁の境界条件 予習:教科書5.2章,5.3章 |
第11回 | 【曲げによる梁のたわみ(3)】 集中荷重を受ける梁のたわみ分布.解析値と実験値との比較.断面二次モーメントの実験. 予習:変形し難い梁にするためにはどのような形状にすればよいかを考えてくる。 |
第12回 | 【曲げによる梁のたわみ(4)】 種々の荷重条件,支持条件のはりのたわみ分布の求め方 予習:教科書5.4章 |
第13回 | 【不静定問題(1)】 梁の不静定問題(固定支持梁) 予習:教科書6.4.1章 |
第14回 | 【【不静定問題(2)】 梁の不静定問題(半固定支持梁) 予習:教科書6.4.2章 |
第15回 | 第1回~第14回までの範囲に関する平常試験とその解説 |
その他
教科書 |
冨岡昇,加藤保之,岡部顕史,上田政人 『材料力学』
2年次の材料力学Iで無償配布した教科書を使用する.
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
2回の平常試験の結果を100点満点に換算して、60点以上を合格とする。 |
質問への対応 | 質問は研究室で随時受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 3号館4階 348A室 上田研究室 ueda.masahito@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 15:00 ~ 16:30 3号館4階 348A室
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学生への メッセージ |
材料力学はすべての構造設計の基礎となる重要な科目です。実際の物体の変形や破壊現象をよく観察し、材料力学による解析結果と比較しながら、その概念をしっかり習得して下さい。 |