2017年 理工学部 シラバス - 機械工学科
設置情報
科目名 | 電気の基礎Ⅰ | ||
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設置学科 | 機械工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 松本 彰 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜2 木曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | F42P F43O |
クラス | A, B | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 現在の機械技術と電気技術とは相補の関係にある.このため,機械技術者は電気工学の基礎 知識を習得することは必要不可欠である.この授業では以下の項目の理解を学修到達目標とする. ①直流回路においてオームの法則を使って,電圧,電流を求める計算ができる, ②複素数の計算ができ,交流電圧,交流電流を複素数で表わすことができる.合わせて,交流回路を構成する抵抗,コンデンサー,コイルの働きを理解し,実用回路に応用できる, ③オームの法則を使って,抵抗,コンデンサーおよびコイルを組み合わせた交流回路の計算ができる, ④交流電力,対称三相交流の計算ができる, ⑤過渡的な電気現象を微分方程式で表すことができ,その解である過渡電流,過渡電圧を求めることができる. |
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授業形態及び 授業方法 |
この授業用に作成したテキストに沿った講義を中心とした授業形式である.理解を深めるために数回の「演習と解説」の時間を設けてある. |
履修条件 | 微分積分学Ⅰ,Ⅱおよび線形代数Ⅰ,Ⅱおよび工業数学入門を修得していることが望ましい. |
授業計画
第1回 | 電気回路 電圧,電流の定義 直流と交流 |
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第2回 | 直流回路 オームの法則,抵抗の接続法 |
第3回 | 直流回路網 キルヒホッフの法則,重ね合わせの定理 |
第4回 | 第1回から第3回までの授業に関する演習と解説(1) |
第5回 | 単相交流回路 単相交流電圧の実効値,コンデンサーの働き,コンデンサーのリアクタンスとは |
第6回 | 単相交流回路 コイルの働き,コイルのリアクタンスとは |
第7回 | 単相交流回路 正弦波交流の複素表示法,インピーダンスとは,コンデンサーとコイルのインピーダンス |
第8回 | 単相交流回路網の解析 単相交流回路におけるオームの法則 インピーダンスの直列接続,並列接続 |
第9回 | 単相交流回路 単相交流電力(皮相電力,有効電力,無効電力) |
第10回 | 第5回から第9回までの授業に関する演習と解説(2) |
第11回 | 対称三相交流回路 電源と負荷の結線法(デルタ結線) |
第12回 | 対称三相交流回路 電源と負荷の結線法(スター結線) 三相交流電力 |
第13回 | 第11回と12回までの授業に関する演習と解説(3) |
第14回 | 電気的過渡現象 RL直列回路の過渡現象 第14回の授業に関する演習と解説(4) |
第15回 | 電気的過渡現象 RLC直列回路の過渡現象 第15回の授業に関する演習と解説(5) |
その他
教科書 |
指定のテキスト「電気の基礎ver.4.0」を使用する.(電気の基礎Ⅰ,Ⅱ含む)
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参考書 |
特に指定しない.各自のレベルで選択して下さい.
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成績評価の方法 及び基準 |
課題(30%)と定期試験(70%)で評価する.100点満点に換算し,60点以上を学修到達目標が達成されたものとして合格とする.課題を6回目の授業終了後にCSTポータルサイトに出題する.課題は,他人の解答を写した者,写させた者問わず0点となる.課題未提出者は受講放棄とみなしE判定とする. |
質問への対応 | オフィースアワーおよびEメールで対応します. |
研究室又は 連絡先 |
メールアドレス:授業時に指示します. |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 12:00 ~ 13:00 関谷研究室 担当者:松本彰
木曜 駿河台 15:00 ~ 16:00 同上
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学生への メッセージ |
機械工学科の学生にとっては「力学」と同程度に重要な基礎科目である.毎授業後の十分な復習とテキストの演習問題によって内容の理解度を高めていただきたい. 授業に関する連絡および補充演習問題は全てCSTポータルサイトに掲示する.見落としのないように注意すること. |