2017年 理工学部 シラバス - 機械工学科
設置情報
科目名 |
振動工学Ⅱ
弾性体と多自由度系の振動
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設置学科 | 機械工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 岡野 道治 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | F43R |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 振動工学Ⅰで学んだ1自由度系の振動を基礎知識として、多自由度系および弾性体の振動解析の手法について学習する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
テキストと板書により進めます。 演習を頻繁に実施し,レポート課題を4回課します。 テキストは研究室のHPより各自ダウンロードして下さい。 |
履修条件 | (1)振動工学Ⅰを履修していること (2)工業力学Ⅱを履修していること |
授業計画
第1回 | 振動工学Ⅱの授業の進め方 ・学習上の予備知識の確認 ・分布定数系と集中定数系 ・テキストのダウンロードの方法 ・講義の進め方についての詳細な説明 |
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第2回 | 目標:偏微分方程式が立てられるようになる ・弾性体の振動 ・波動方程式の誘導 ・弦,棒および軸のねじり振動 予習:偏導関数の計算 |
第3回 | 目標:波動方程式が解けるようになる ・変数分離による解法 ・フーリエ級数 予習:変数分離法,フーリエ級数 |
第4回 | 目標:フーリエ級数について理解を深める ・境界条件の処理 ・固有振動数と固有モード ・固有モードの直交性 予習:直交関数,ベクトルの内積 |
第5回 | 演習:弦の固有振動数を求める 課題:授業の際に提示します |
第6回 | 目標:はりの曲げ振動方程式の誘導ができる ・等分布荷重を受けるはりの曲げ方程式 ・慣性力の導入 予習:材料力学のはりの変形 |
第7回 | 目標:はりの曲げ振動方程式が解けるようになる ・境界条件 ・固有振動数の誘導 予習:線形常微分方程式の解,ハイパボリック関数 |
第8回 | 演習:はりの曲げ振動の固有振動数を求める 課題:授業の際に提示します |
第9回 | 目標:二自由度系の振動を理解する ・運動方程式の誘導 ・固有振動数 ・固有モード ・変位応答 予習:フリーボディダイアグラム,マトリックス計算 |
第10回 | 演習:二自由度系の振動応答の計算とグラフ表示 課題:授業の際に提示します |
第11回 | 目標:固有モードの直交性について理解する ・マトリックス形式での解の誘導 ・直交性の図的理解 予習:マトリックスとベクトル計算,線形代数 |
第12回 | 中間まとめ ・今までの学習を振返り知識を強固にする 予習:弾性体と集中定数系の固有振動数を求める手法の復習 課題:授業の際に提示します |
第13回 | 目標:動吸振器について理解する ・動吸振器の原理 ・最適減衰比 ・数値例 予習:共振現象 |
第14回 | 目標:振動の計測とデータ処理の実際。 ・各種振動センサ ・加振装置 ・実験モード解析装置 予習:変位計と加速度計 |
第15回 | 平常試験と試験問題の解説 ・問題の解説 |
その他
教科書 |
学習参考資料ははWeb上で配布します。初回の講義時に指示をします。
講義のレジメをCSTポータルに掲示します。
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参考書 |
小寺忠・矢野澄雄 『演習で学ぶ機械力学』 森北出版 2014年 第3版
岩壺卓三・松久寛 『振動工学の基礎』 森北出版 2014年 第新装版
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成績評価の方法 及び基準 |
課題提出50%と平常試験50%で評価する。 |
質問への対応 | ①授業後 ②オフィスアワー ③メール 以上で対応します |
研究室又は 連絡先 |
メールアドレスを講義の際に指示します |
オフィスアワー |
木曜 駿河台 11:30 ~ 12:30 富永研究室349A室
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学生への メッセージ |
振動の知識は機械技術者にとって、ますます重要性を増しております。 |