2017年 理工学部 シラバス - 機械工学科
設置情報
科目名 | 精密加工学Ⅱ | ||
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設置学科 | 機械工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 李 和樹 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | F52R |
クラス | 3年生,4年生 | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 切削加工や研削加工に用いられる工作機械は精密測定用機械と同様に高い精度が要求される.本講義では精度とは何かについて考えることから始め,高い精度を実現するために必要とされる機械の設計原理を理解することを目標とする. |
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授業形態及び 授業方法 |
基本的にはTEXTに沿って板書を中心として授業を進める.ただし,必要に応じてTEXTに記載されていないことについても紹介するつもりである.また,適宜PowerPointも利用する予定である. |
履修条件 | 「機械工作法Ⅰ」と「機械工作法Ⅱ」,ならびに「精密加工学Ⅰ」を受講していることが望ましい. |
授業計画
第1回 | ガイダンスおよび概要の説明 本講義の学習目標について説明し,講義の構成について解説する.また、精度と工作機械との関係について説明する. |
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第2回 | ・ものづくりの順序と加工方法 ・精度について ・精度の定義 ・精度の評価 ・精密加工の変遷 ・工作機械の定義 |
第3回 | ・三次元の形状創成 ・機械部品と金型 |
第4回 | ・三次元の形状創成 ・三次元の基本形状 ・三次元の基本形状の創成と工作機械の運動 ・各種工作機械による加工法 |
第5回 | ・母性原理 ・高い形状精度を実現するには ・母性原理と進化の原理 |
第6回 | ・工作機械の基本構成要素 ・機械構造 |
第7回 | ・工作機械の基本構成要素 ・応力基準設計と剛性基準設計 |
第8回 | ・工作機械の基本構成要素 ・熱剛性設計 ・寸法と機械構造 |
第9回 | 1回目のテストの実施 |
第10回 | 1回目のテストについての解説 ・滑りと転がり案内 ・滑らかな運動 ・運動の案内の配置 |
第11回 | ・工作機械の駆動方法 ・主軸の駆動 |
第12回 | ・工作機械の駆動方法 ・回転運動の駆動 ・直線運動の駆動 |
第13回 | ・工作機械の駆動方法 ・サーボ機構と数値制御 |
第14回 | 2回目のテストの実施 |
第15回 | 2回目のテストについての解説 ・工作機械の総合的なまとめ |
その他
教科書 |
清水伸二 『新版 初歩から学ぶ工作機械』 大河出版 2012年 第2版
最も最近出版された工作機械のTEXTであるため,最新の技術も掲載されている.このTEXTで一通りのことを理解できると思う.
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
2回のテストによって評価する.それぞれ50% |
質問への対応 | 連絡頂ければいつでも対応する. |
研究室又は 連絡先 |
(駿河台校舎) 4号館456B室 03-3259-0748 lee@mech.cst.nihon-u.ac.jp (船橋校舎) 土質・機械実験棟 047-469-5580 |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 10:00 ~ 15:00
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学生への メッセージ |
「ものづくり」に関心のある学生は受講してほしい. |