2017年 理工学部 シラバス - 航空宇宙工学科
設置情報
科目名 | 航空力学Ⅰ | ||
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設置学科 | 航空宇宙工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 大竹 智久 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | H22H |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 航空機の飛行の原理に関する空気力学の基礎的な事項や考え方を全般的に学ぶ.内容的には,航空機に働く空気力をとりあげ,基本的な空気の流れ,翼型の空力特性についての理解を深める. |
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授業形態及び 授業方法 |
講義を中心とした授業形式とする.授業内容に関する演習および課題を適宜実施する. |
履修条件 | 特になし. この授業科目は「未来博士工房対応科目」です. |
授業計画
第1回 | 航空力学Ⅰの内容と半年間の講義の説明をする。 |
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第2回 | 航空機の概要 揚力の発生原理/航空機の分類/推進装置 |
第3回 | 空気力学の概要 空気の力学的性質/状態方程式/状態変化/内部エネルギー |
第4回 | 空気の特性 国際標準大気/圧縮性/粘性/摩擦応力/流れ場/連続の式 |
第5回 | 渦と循環 渦線/渦管/循環/渦糸による誘導速度 |
第6回 | 翼の圧力分布 |
第7回 | 揚力と抗力 |
第8回 | 風洞 低速風洞/高速亜音速風洞/遷音速風洞 |
第9回 | 翼の幾何学的構成 翼の性能の表わし方 |
第10回 | 薄翼理論 平板翼/放物線キャンバ翼/反転キャンバ翼 |
第11回 | ジュ-コフスキ翼 平板翼/円弧翼/対称ジュ-コフスキ翼 |
第12回 | 翼型の表わし方 NACA4字番号翼型/NACA5字番号翼型/NACA6字系翼型 |
第13回 | 翼型の空力特性 摩擦抗力係数/翼型の失速 |
第14回 | 翼の空力特性 圧縮性の影響/誘導抗力/縦横比の影響 |
第15回 | 平常試験及びその解説 |
その他
教科書 |
牧野光雄 『航空力学の基礎(第3版)』 産業図書
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参考書 |
東 昭 『航空工学 Ⅰ』 裳華房
東 昭 『航空工学 Ⅱ』 裳華房
東 昭 『航空を科学する 上巻』 酣燈社 1995年
東 昭 『航空を科学する 下巻』 酣燈社 1995年
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験と課題レポートにより総合的に評価する. |
質問への対応 | 研究室にて対応する.質問等はオフィスアワー以外でも対応します. |
研究室又は 連絡先 |
3号館3階333室 |
オフィスアワー |
火曜 船橋 16:40 ~ 18:00
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学生への メッセージ |
航空機に興味を持ってもらい,「なぜ飛ぶことができるのか?」その理由を理論的に学んでもらいたいです. |