2017年 理工学部 シラバス - 航空宇宙工学科
設置情報
科目名 | 航空機構造力学 | ||
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設置学科 | 航空宇宙工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 田上 良継 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | H42G |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 航空機の主構造である薄肉構造の構造解析法を解説する。 航空機やロケットに作用する荷重分布を解析できるようになる。 航空機の胴体や主翼等の構造部材の強度計算ができるようになる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義および演習、演習では簡単な例題を説明し、各自で課題を解析する。 |
履修条件 | 材料力学の基礎:梁の曲げ理論や柱の座屈計算 力学の基礎:質点と剛体の運動 空気力学の基礎 |
授業計画
第1回 | 航空機構造の説明、単位系、記号等の説明 |
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第2回 | 航空機、ロケットの材料と強度 |
第3回 | 航空機、ロケットに作用する荷重 |
第4回 | 航空機の運動と荷重倍数:制限荷重,終極荷重,安全率 |
第5回 | 任意断面のはりの曲げ、せん断およびねじり |
第6回 | モノコック構造の構造の応力と構造解析、与圧荷重、曲げ荷重、剪断荷重 |
第7回 | セミモノコック構造の構造解析と設計(1) 部材荷重の解析 |
第8回 | セミモノコック構造の構造解析と設計(2) 破壊現象と強度 |
第9回 | 構造継手、耳金の強度と設計 |
第10回 | 剪断場理論と張力場の理論 |
第11回 | 薄肉構造の剪断中心と曲げ捩り解析 |
第12回 | 航空機の疲労強度と設計 |
第13回 | 破壊力学の基礎と航空機設計への適用 |
第14回 | 平常試験及びその解説 |
第15回 | 航空機構造設計への応用 |
その他
教科書 |
田上良継 『航空機構造力学』 日本大学 2017年 第1版
授業で使うテキストとして整理した資料であり、授業開始時に配布する。
補足分は授業時に配布またはCSTポータルに登録する。
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参考書 |
小林 繁夫 『航空機構造力学』 プレデアス出版 2015年 第1版
Dabid J. Peery , Aircraft Structures, Dover Publications, Inc., 2011
Bruhn, Analysis and Design of Flight Vehicle Structures, Tri-State Offset Company, 1965
入門書としては、Aircraft Structures を薦める。
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成績評価の方法 及び基準 |
課題レポート(10%)、平常試験(90%) |
質問への対応 | 木曜日授業終了後 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎3号館 316号室 E-mail: y-tanoue@aero.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
木曜 船橋 12:00 ~ 13:20
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学生への メッセージ |
材料力学I、材料力学IIの単位を修得していることが望ましい. 材料力学I、航空宇宙工学の基礎知識を有していることを前提に授業を進める. 航空機の構造設計に関連する、荷重解析や構造解析についての事項が多く含まれるので、航空工学科で修得した力学系学科の応用として、取り組んで欲しい。 |