2017年 理工学部 シラバス - 電気工学科
設置情報
科目名 | 電気回路Ⅱ及び演習 | ||
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設置学科 | 電気工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 西川 省吾 | 履修期 | 後期 |
単位 | 3 | 曜日時限 | 火曜1・2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | I21O |
クラス | A・B | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 電気回路Ⅱ及び演習は電気回路Ⅰ及び演習で修得したことを基礎として、さらに複雑な電気回路の基本的な解析方法と計算方法を学び、自ら活用できることを目標としている。二端子対回路、三相交流回路、対称座標法、ひずみ波、及び分布定数回路について,解析方法を理解し,利用することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義は二端子対回路、三相交流回路、対称座標法、ひずみ波、分布定数回路の順に行う。授業時間180分の内、講義を90分行い、その後、講義内容に応じた演習とその解説を90分行う。 平常確認試験の前に3回の小試験を行う。小試験で間違った点については,すぐに理解するようにして,自分が理解できていない範囲を無くすようにする。 |
履修条件 | 「電気回路の基礎」及び「電気回路Ⅰ及び演習」を履修していることが望ましい。 「電気回路Ⅱ及び演習」を履修しておく必要がある。 |
授業計画
第1回 | ひずみ波交流とフーリエ級数:(1)フーリエ級数への展開 (2)ひずみ波交流電圧に対する電流 予習:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習する。 復習:教科書とノートを用いて講義内容及び演習内容の復習を行う。 |
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第2回 | ひずみ波交流とフーリエ級数:(1)ひずみ波交流の実効値・有効電力・力率 予習:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習する。 復習:教科書とノートを用いて講義内容及び演習内容の復習を行う。 |
第3回 | 電気回路Ⅰ及び演習の復習:(1)等価電圧源・等価電流源回路 (2)テブナン・ノートン・ミルマンの定理 予習:電気回路Ⅰで学んだ範囲を見直す。 復習:教科書とノートを用いて講義内容及び演習内容の復習を行う。 |
第4回 | 二端子対回路とその考え方:(1)インピーダンスパラメータ (2)アドミタンスパラメータ 予習:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習する。 復習:教科書とノートを用いて講義内容及び演習内容の復習を行う。 |
第5回 | 二端子対回路の取り扱い:(1)四端子定数 (2)複数回路の直列・並列・縦続接続 予習:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習 復習:教科書とノートを用いて講義内容及び演習内容の復習を行う。 第1回小試験 |
第6回 | 第1回小試験の解説 二端子対回路の影像パラメータ:(1)影像インピーダンスと伝達定数 (2)四端子定数との関係 予習:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習する。 復習:教科書とノートを用いて講義内容及び演習内容の復習を行う。 |
第7回 | 三相交流回路の解析方法:(1)三相交流の電圧と電流及び対称と非対称 (2)三相交流における電圧と電流のベクトル表示方法 予習:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習する。 復習:教科書とノートを用いて講義内容及び演習内容の復習を行う。 |
第8回 | 三相交流回路の考え方と計算の仕方:(1)電源と負荷のΔ-Y変換方法 (2)三相交流回路の電圧と電流の計算法 予習:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習する。 復習:教科書とノートを用いて講義内容及び演習内容の復習を行う。 |
第9回 | 三相交流回路の電力:(1)ブロンデルの定理と二電力計法 予習:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習する。 復習:教科書とノートを用いて講義内容及び演習内容の復習を行う。 第2回小試験 |
第10回 | 第2回小試験の解説 三相交流回路の電力:(1)非対称回路 予習:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習する。 復習:教科書とノートを用いて講義内容及び演習内容の復習を行う。 |
第11回 | 対称座標法の考え方:(1)電圧と電流及びインピーダンスの成分表示 予習:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習する。 復習:教科書とノートを用いて講義内容及び演習内容の復習を行う。 |
第12回 | 対称座標法の計算法:(1)発電機の基本式 (2)発電機の故障計算法 予習:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習する。 復習:教科書とノートを用いて講義内容及び演習内容の復習を行う。 第3回小試験 |
第13回 | 第3回小試験の解説 分布定数回路の回路方程式:(1)基礎方程式の導出 (2)無損失線路 予習:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習する。 復習:教科書とノートを用いて講義内容及び演習内容の復習を行う。 |
第14回 | 無限長分布定数線路の考え方と計算法:(1)電圧と電流の伝搬 (2)特性インピーダンスと伝搬定数 予習:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習する。 復習:教科書とノートを用いて講義内容及び演習内容の復習を行う。 |
第15回 | 平常試験及び解説 予習:教科書とノートを用いて試験範囲の内容を十分に理解し,活用できるようにする。 復習:試験及び解説内容を見直し,不十分な点を補う。 |
その他
教科書 |
三浦 光 著 『ポイントで学ぶ電気回路 -交流活用編-』 コロナ社 2015年 第1版
三浦 光 編著 『ポイントで学ぶ電気回路 -例題・演習編-』 コロナ社 2016年 第1版
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参考書 |
電気学会 『電気回路論』 オーム社 1990年 第37版
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験の結果:60%、 小試験:40% |
質問への対応 | 随時対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 4号館4階 440号室 nishikawa.shougo@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
土曜 駿河台 17:00 ~ 19:00 西川省吾
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学生への メッセージ |
電気工学を学ぶ上で、基礎となる重要な科目の一つです。電気回路の考え方が習得できます。 |