2017年 理工学部 シラバス - 電子工学科
設置情報
科目名 | システム工学 | ||
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設置学科 | 電子工学科 | 学年 | 4年 |
担当者 | 中村 英夫 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J12J |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | システム工学はすべてのエンジニアーが概念的に持つべき知識として重要である。本講義では電子工学分野において必要とするシステム工学の基礎的な概念を学ぶことを目指している。特にシステム工学の目的である最適設計法、評価法、システムの信頼性管理等について自らが担える実力を身につける。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義と適宜に行う実践的学習 |
履修条件 | 1・2年時に学んだ専門基礎科目を理解していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | システム工学を学ぶためのガイダンス: システムの概念、システム工学とは何か |
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第2回 | 線形計画法1 リニアプログラミングとは何か例題を下に理解し、最適解を探索する方法を身につける |
第3回 | 線形計画法2(シンプレックス法) リニアプログラミング解をを工学的に求めるシンプレックス法をを理解し、表を用いた解法を身につける。 |
第4回 | 動的計画法 動的計画法のベースとなる原理について学び、動的計画法を用いて会が得られるいくつかの例題を解き、実践的なりからを身につける。 |
第5回 | ゲームの理論 条件によって解が一義に決まるのではなく、相手の出方に対応して戦略を講じることが求められるゲームの世界における理論をまなぶ。 |
第6回 | 組み合わせ問題 多くの作業からなるプロジェクトにおいて、作業順序の組み合わせを最適にする組み合わせ問題を扱う。組み合わせが膨大になる問題に対し、ヒューリスティックな解法が現場では用いられることを理解する |
第7回 | 新しい最適解探索手法 遺伝的アルゴリズムなど、今日のソフトコンピューティングを用いた最適解探索手法を学ぶ。 |
第8回 | スケジューリング手法1 工程管理で重要なスケジューリング手法としてガントチャートやバーチャートを学び、工学的な手法であるPERT手法につなげる。 |
第9回 | スケジューリング手法2(PERT手法) PERT手法の方法論を例題を用いて学び、PERT手法を下にした資材管理や工程管理を学ぶ |
第10回 | 信頼性工学1 信頼性と信頼度の基本概念を身につける |
第11回 | 信頼性工学2 2項分布・ポアソン分布について学び相互の関係を理解する。また例題を下に実践的力を身につける。 |
第12回 | 信頼性工学3 信頼性工学で重要な正規分布について学び、例題を中心に信頼性評価の実践力を養う。 |
第13回 | 信頼性工学4 故障モデルの推定等に多用されるワイブル分布について理解する |
第14回 | 信頼性工学5 複数の要素からなるシステムの評価として用いられる直列・並列モデルそしてマルコフモデルについて学び、例題を下に実践力を身につける |
第15回 | 到達度確認と解説 |
その他
教科書 |
『使用しない』
用意した資料を適宜用いて講義する
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参考書 |
田村担之 『システム工学』 新世代工学シリーズ オーム社 2001年 第1版
猪瀬 博 『システム工学ⅠーⅣ』 岩波講座 基礎工学 岩波書店 1969年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
講義内容の理解度及び到達度の確認結果による。 |
質問への対応 | 講義を受講した上での質問歓迎 |
研究室又は 連絡先 |
望月中村研究室 船橋校舎2号館4階244室 nakamura.hideo@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:20 ~ 13:20
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学生への メッセージ |
実践的講義なので積極的な参加を求める |