2017年 理工学部 シラバス - 電子工学科
設置情報
科目名 | 電子工学実験Ⅲ | ||
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設置学科 | 電子工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 金・佐伯 他 | 履修期 | 年間 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜3・4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J13H |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 前期は課題実験を通して,各種の機能を有する素子や回路等の動作原理,諸特性について理解を深めると共に,さらに進んで素子や回路の設計・製作の手法等について学ぶ. 後期はグループによるPBL型実験を通して,グループ内で自身の果たすべく役割を自ら創意工夫し,目的を達成する能力を身に付けることを目的とする.(PBL:Project Based Learning) ※本科目はGP対応科目である. |
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授業形態及び 授業方法 |
前期:各実験をグループで行う.実験の順番はグループにより異なる. 後期:ものづくりを主体とした創造的実験を行う.各グループで目標達成に向けて計画的にものづくりを進める. |
履修条件 | 電子工学実験Ⅰおよび電子工学実験Ⅱを履修している事が望ましい. |
授業計画
第1回 | 実験の進め方と諸注意,実験機器の使い方の説明. なおシラバス上にある授業計画の順番は班によって異なるので注意すること. |
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第2回 | E-1 フィルタの設計と製作 フィルタの設計法を習得し,特性を測定する. |
第3回 | E-3 演算増幅器の基礎実験 演算増幅器の特性及び基本回路についての理解を深める. |
第4回 | E-4 トランジスタを用いた増幅器の設計と製作 増幅器を設計・製作し,その特性を測定する. 実験前に必ず設計し,TAや教員に素子値の確認をとること. |
第5回 | E-5 CR発振回路 発振機構と発振条件を理解する. |
第6回 | E-6 ダイオードおよびトランジスタのスイッチング特性 パルス電圧過渡応答特性の測定から,各素子のスイッチング特性を理解する. |
第7回 | E-7 光減衰法による半導体少数キャリヤの寿命特性 集積回路や半導体素子の特性に影響する少数キャリヤの寿命を測定する. |
第8回 | E-8 MOS構造のC-V特性 半導体集積回路製作基礎技術の一つであるMOS構造の基本動作などを理解する. |
第9回 | E-9 磁区の観察 磁気光学効果を用いて磁区を観察し,その動作を把握する. |
第10回 | E-10 レッヘル線によるインピーダンス測定 分布定数回路の基本となるレッヘル線を用いて分布定数線路の性質を理解する. |
第11回 | E-11 薄膜素子の製作と測定 スパッタ法を用いて薄膜を作製し,その電気的性質を理解する. |
第12回 | C-1 汎用ICを用いたデジタル回路の設計と製作 簡単な組み合わせ回路を汎用ICを用いて設計・製作することにより,デジタル回路の基本動作を学ぶ. 実験前に必ず設計し,TAや教員に素子値の確認をとること. |
第13回 | C-2 LabVIEWを用いた自動計測 I LabVIEWのソフトウェアの使い方を学び,簡単な自動計測を行うプログラムを作成し計測を行う. |
第14回 | C-3 LabVIEWを用いた自動計測 II 与えられた測定項目を測定するプログラムを,LabVIEWを用いて作成し計測を行う. |
第15回 | PBL型実験の進め方と諸注意.前期後半から始まるPBL型実験は,与えられた課題を満足する機器を製作していただきます. |
第16回 | テーマ討論 1 教員と他の班を交えてグループ討論を行い,その実現方法や予想される問題点等をお互いに検討する. わかりやすく説明するために配布資料や,モニターに映す資料を用意すること. |
第17回 | PBL型実験(製作・実験)(各グループで企画した実験を行う.各回の進行状況についてもグループ討論の形式で報告とディスカッションを行う.) |
第18回 | PBL型実験(製作・実験) |
第19回 | PBL型実験(製作・実験) |
第20回 | PBL型実験(製作・実験) |
第21回 | PBL型実験(製作・実験) |
第22回 | 中間成果報告(グループごとに実験成果を発表する.) これまでの実験における進捗状況を班同士で発表してもらいます.テーマ討論と同様に配布資料等を用意すること. |
第23回 | テーマ討論 2 教員と討論を行い,その実現方法や予想される問題点等をお互いに検討する. 第22回で指摘された問題点などを補うこと. わかりやすく説明するために配布資料や,モニターに映す資料を用意すること. |
第24回 | PBL型実験(製作・実験) |
第25回 | PBL型実験(製作・実験) |
第26回 | PBL型実験(製作・実験) |
第27回 | PBL型実験(製作・実験) |
第28回 | PBL型実験(製作・実験) |
第29回 | 競技会 製作した機器をテストして頂きます.必要な機器がある場合は予め連絡すること. |
第30回 | 成果報告会 これまでの実験における総括を発表する.今までの進捗や工程管理,競技会での結果,機器のアピールポイントを発表する.モニターに映す資料を必ず用意すること. |
その他
教科書 |
ガイダンス時に配布する.参考書については教科書に記載する.
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参考書 |
必要に応じて各自で調べる.
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成績評価の方法 及び基準 |
及び基準前期:各実験題目におけるディスカッションや実験態度(15%),レポート(35%) 後期:各実験日におけるディスカッション(5%),中間成果報告での評価(12.5%),成果報告会での評価(12.5%),競技会における結果と製作物の技術点(5%),最終レポート(15%) |
質問への対応 | 実験中はTA(ティーチングアシスタント)及び担当教員が指導に当たり,質問に対しては適宜対応する. Moodle上でも対応します. |
研究室又は 連絡先 |
佐伯勝敏(432号室)・岩田展幸(412号室)・金炯秀(1213号室)柴田国明(435号室) |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:15 ~ 13:15 佐伯勝敏
月曜 船橋 12:15 ~ 13:15 金炯秀
金曜 船橋 10:00 ~ 17:00 岩田展幸
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学生への メッセージ |
遅刻は絶対にしないこと. 課題実験ではそれぞれ何を目的として実験を行っているのか理解して取り組むこと. PBL型実験ではグループでまとめた考えを実験を通して形にしていきます.グループによるものづくりの大変さ面白さを体感してください.両実験とも積極的に取り組み,実験を楽しんでください. |