2017年 理工学部 シラバス - 電子工学科
設置情報
科目名 | 分布定数回路 | ||
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設置学科 | 電子工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 今池 健 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J22D |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 近年から将来に向けて、コンピータや通信機器は高度化・高機能化のため、高周波数帯での 利用が不可欠になっている。特に、素子や回路の寸法が信号源周波数の波長と1/20より大きくなると、集中定数として扱うことができなくなることが知られている。 この講義では、高周波数帯の解析法である分布定数回路について勉強する。また、回路理論I・IIで扱わなかった相互誘導回路についても勉強する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義を主体とし、理解を助けるため例題による勉強および演習を行う。 |
履修条件 | 「回路理論I・II」,「微分方程式」を履修していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 相互誘導回路:2ポート回路,T形等価回路による表現について勉強する。テキストの該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。 |
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第2回 | ドットの規約について勉強する。テキストの該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。 |
第3回 | 理想変成器を含む等価回路について勉強する。テキストの該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。 |
第4回 | 応用回路として,相互誘導を用いた零回路について勉強する。テキストの該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。 |
第5回 | 分布定数回路:分布定数回路から波動方程式を導くこととその解について勉強する。テキストの該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。 |
第6回 | 特性インピーダンス,伝搬定数について勉強する。テキストの該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。 |
第7回 | 無限長線路における波動が進行波のみとなることを導き,波動方程式の解の理解を深める。テキストの該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。 |
第8回 | 無ひずみ線路の必要性とこの条件を満たす条件を理解することから分布定数回路の性質について理解を深める。テキストの該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。 |
第9回 | 一般負荷で終端した場合の特徴について勉強する。テキストの該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。 |
第10回 | インピーダンス整合の重要性,その具体的な手法について勉強する。テキストの該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。 |
第11回 | 分布定数線路上で波の反射・透過などの現象が生じることを理解し,反射係数について勉強する。テキストの該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。 |
第12回 | 定在波比,Sパラメータについて勉強する。テキストの該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。 |
第13回 | 非正弦周期波:非正弦周期波がフーリエ級数により表現できること,その調波成分の求め方について勉強する。テキストの該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。 |
第14回 | 波形の対称性による調波成分の性質について勉強する。テキストの該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。 |
第15回 | 具体的な調波分析を行うことにより,理解を深める。テキストの該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。 |
その他
教科書 |
作田幸憲,今池健,永田知子 『エレクトロニクスのための回路理論』 コロナ社 2017年
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
定期試験による. ただし,演習・宿題等を勘案することがある。 |
質問への対応 | 基本的にいつでも対応します。 |
研究室又は 連絡先 |
imaike.takeshi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:10 ~ 13:10 4号館1階413室
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学生への メッセージ |