2017年 理工学部 シラバス - 電子工学科
設置情報
科目名 | 微分積分学Ⅱ | ||
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設置学科 | 電子工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 山本 修一 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J51B |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 微分積分学 I の内容を踏まえ,理工学部で必要な解析学の知識を身に付ける.特に,大学で初めて学ぶ内容(関数の展開,偏微分,2重積分)については,計算をしてみて理解するという方法を重視する. |
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授業形態及び 授業方法 |
通常の講義形式になる.不足な演習は数学演習IIで補う.学習指導の強化のために数学演習IIの時間に小テストを実施する場合がある. |
履修条件 | 数学演習 II を受講していること.なお,微分積分学 I を履修していることが望ましい. |
授業計画
第1回 | 教科書,参考書,単位取得に係わる説明およびこれからの授業に必要な予備知識の説明と確認 |
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第2回 | 基本的な不定積分(微分法の復習とその逆を計算する不定積分について) |
第3回 | 置換積分(公式の説明と例題を通して理解する) |
第4回 | 部分積分(公式の説明と例題を通して理解する) |
第5回 | 定積分と区分求積法(定積分の意味とその値が原始関数で計算できることを学ぶ) |
第6回 | 広義の積分,無限積分(これら積分の意味と計算法を理解する) |
第7回 | 数列の極限,無限級数(重要な数列と収束の意味を学ぶ) |
第8回 | 関数の展開,不定形の極限(関数がべき級数として表現できることおよびその応用を学ぶ) |
第9回 | 偏導関数の定義,偏微分係数,高次偏導関数の記法 |
第10回 | 合成関数の偏微分と基本公式(公式の説明と例題を通して理解する) |
第11回 | 2変数関数の極大・極小と判定法(極値を取る点を探すために偏微分が必要であることを学ぶ) |
第12回 | 2重積分の計算(累次積分-積分範囲が長方形の場合) |
第13回 | 2重積分の計算(累次積分-積分範囲が長方形でない場合) |
第14回 | 平常試験及びその解説 |
第15回 | 平常試験の結果を踏まえ,大学で初めて学んだ内容(特に2重積分)についての理解を確認し,さらに2重積分の意味(定義)や無限積分への応用について理解を深める. |
その他
教科書 |
矢野健太郎,石原繁 『微分積分』 裳華房 2006年 第19版
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
平常試験の成績を 70 %,平常点(微分積分学 II および数学演習 II の授業に対する取り組み状況)を 30 %で,GPA制度の基準に従って合否および優劣を総合評価する.ただし S 評価は,数学演習IIの評価も優秀であることを必要条件とする. |
質問への対応 | 数学演習II またはオフィスアワーで対応する. |
研究室又は 連絡先 |
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オフィスアワー |
金曜 船橋 14:50 ~ 13:20 14号館1階講師室
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学生への メッセージ |
講義のノートをしっかりとること.授業では既に学習したことの上に新しい内容を積み上げていくので,重要な内容は何度も繰り返すことになります.従って,授業中にノートをとることは今まで学習した内容の復習に大いに貢献します. |