2017年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
科目名 | 資源環境工学 | ||
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設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 角田 雄亮 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L13S |
クラス | 共通 | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 工学技術を実践するとき、それが資源と環境に及ぼす影響に配慮することは必須である。本講では、資源の変換と後始末の問題、すなわちこれを適正に処理するために必要な知識を学習し、以下の内容について学修することを目標とする。 (1)エネルギー資源の利用技術を十分に理解し、今後の資源利用について考察できる。 (2)資源利用と環境保全のバランスを考慮して実践的な環境配慮型技術を考察できる。 (3)ライフサイクルアセスメントを理解し、実践的な計算・評価を行うことができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
パワーポイントを用いて講義を行う。講義資料は事前に配布する。 |
履修条件 | 地球環境科学(学部)、環境化学(学部)、エネルギー資源化学(学部)のうち1科目以上を習得していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | エネルギー環境工学の概要 経済発展、資源の確保、環境保全の問題 |
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第2回 | エネルギー資源とその利用状況 資源の種類とその利用状況について概説する |
第3回 | エネルギー問題①(石炭、石油) 石炭および石油の利用と環境汚染について概説する |
第4回 | エネルギー問題②(天然ガス、火力発電) 天然ガスの利用、発電設備の現状や新たな技術について概説する |
第5回 | 環境問題①(大気) 大気汚染、温室効果、オゾン層の破壊について概説する |
第6回 | 環境問題②(水質、土壌) 水質汚濁、土壌汚染について概説する |
第7回 | 環境問題③(廃棄物) 日本と他国の廃棄物処理対策を比較しながら概説する |
第8回 | エネルギー対策①(自然エネルギー) 各種自然エネルギーの利用方法について概説する |
第9回 | エネルギー対策②(バイオマスエネルギー) バイオマスエネルギーの利用方法について概説する |
第10回 | エネルギー対策③(核エネルギー) 温暖化対策の一環として核エネルギーの利用について考える |
第11回 | 今後の資源利用と推進すべき技術に関する考察 エネルギーは今後どのような方法で獲得すべきか自論を作成する |
第12回 | 環境対策①(LCAの基礎) ライフサイクルアセスメントについて概説する |
第13回 | 環境対策②(LCAの実際) ライフサイクルアセスメントの利用方法について概説する |
第14回 | 環境対策③(LCAの演習) 基礎的なライフサイクルアセスメントの利用方法を修得するため演習を行う |
第15回 | 平常試験とその解説を行う |
その他
教科書 |
教科書は使用せず、講義資料を配布する。
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参考書 |
『資源・エネルギー工学要論』 世良 力 東京化学同人 2013年 第3版
『環境科学要論』 世良 力 東京化学同人 2011年 第3版
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験結果 |
質問への対応 | 授業中外を問わず、随時対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
2号館3階231B号室 E-mail kakuta.yusuke@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 15:30 ~ 17:30 2号館231B室
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学生への メッセージ |
エネルギー資源や環境問題はどのような分野においても必要な知識となっている。過去の問題点と今後の対策について広く扱うので、知識を広く習得したい学生に受講を勧める。 |